「ホテルの部屋や料理などのホスピタリティに関する質問や、日本で『ピッチコム』などを導入すべきかと意見を求められただけでした。ビックリしましたよ!」

 こう憤るのは、今年3月のWBCで、日の丸を背負い戦った代表のA選手だ。

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 大谷翔平や山本由伸、村上宗隆など、過去最多の8人ものメジャーリーガーを擁して臨んだ侍ジャパン。一次ラウンドを全勝で通過したが、準々決勝でベネズエラに惨敗し、過去最低のベスト8で幕を閉じた。

2026年3月のWBCで、ベスト8に終わった侍ジャパン ©AFP=時事

「監督やコーチなどの采配については、一切聞かれなかった」

 大会後にNPBが、選手や首脳陣に順次行っていったのが、聞き取り調査である。A選手が明かす。

「NPBの担当者が球場まで来て、対面でヒアリングを受けました。担当者は1人で、選手側が2、3人というケースもあったそう。当然、敗因分析などを聞かれるのかと思っていたら、肝心の監督やコーチなどの采配については、一切聞かれなかったんです」

 聞き取りでは、複数の選手から監督の井端弘和氏ら首脳陣への不満が出た。

「井端さんはコーチはしていましたが、トップチームの監督経験がないまま代表監督になった。優秀な選手が揃っているのだから、皆の自主性に任せればいいのに、未経験だからか、全体練習や細かなサインプレーに時間を割いていた。そのため『今回のような経験のない人は、監督候補から外してください』と要求した選手が、何人もいたと聞きました」(同前)

井端氏(右)と金子氏への評価は芳しくない

 調査を経て、新監督に選ばれたのが井口資仁氏だ。ロッテマリーンズで、2018年から22年まで監督を務めた経験がある。

 28年のロス五輪出場と金メダル獲得が、井口氏の当面の使命だが、果たして、侍戦士たちの本音はどうか。WBCに参戦した選手に、首脳陣の評価、監督に就任して欲しかった人物、井口氏の印象や希望のコーチなどを聞いた――。

《この続きは、「週刊文春 電子版」および8月6日(木)発売の「週刊文春」で読むことができる》

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