音楽番組にバラエティにいまや見ない日はないほどの活躍を見せる5人組アイドルグループM!LK。ポスト嵐の呼び声高い彼らだが、実は今年でデビュー12年目の遅咲きだ。彼らのブレイクまでにどんな秘話があったのか?

♪マジ ぎゅんぎゅんぎゅん 好きすぎて滅!

 きらびやかな衣装を纏い、印象的な歌詞とキャッチーな振付で「日本を元気にする」アイドルがいる。今業界で「ポスト嵐」当確と囁かれる5人組グループM!LKである。

ポスト嵐のM!LK ©時事通信社

「昨年、『イイじゃん』が大ヒットし、念願のNHK紅白歌合戦初出場。今年になっても勢いは止まらず、『好きすぎて滅!』が大ヒット。国民的アイドルグループの嵐が5月末で活動を終え、次にその役割を担うのは彼らしかいないと芸能事務所やテレビ局員らの中で太鼓判を押されています」(テレビ局関係者)

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5月に活動終了した嵐 ©文藝春秋

 芸能デスクが明かす。

「近年はK-POPに寄ったスタイリッシュなアイドルグループが多い中、M!LKは久しぶりに出てきたキラキラ王道アイドル。一人一人が番組に全力で、ステージ上でも手を抜かず、一生懸命にパフォーマンスする姿がウケています」

 メンバーは佐野勇斗(28)、吉田仁人(26)、塩﨑太智(25)、山中柔太朗(24)、曽野舜太(24)の5人。グループ仲が非常に良く、メンバー全員が礼儀を重んじている点も彼らが売れた理由のひとつだという。

「デビューしたてのアイドルにはない貫禄を兼ね備える一方、ステージを降りればいつも低姿勢で挨拶回りをかかさない。売れ続けているのはそういった理由がある」(同前)

 今最もオフのないアイドルとされ、共演者やプロデューサーが「また一緒に仕事したい」と口を揃えるM!LK。彼らのブレイク秘話を一挙公開する。

結成は2014年

 M!LKの結成は遡ること12年前の2014年。芸能事務所スターダストプロモーション所属のアーティスト集団EBiDANの冠バラエティ番組の企画から誕生した。

「グループ名には何色にも染まることができるという意味が込められ、“変幻自在のユニット”というコンセプトを掲げて活動が始まりました」(芸能記者)

 15年3月にインディーズとしてのシングル『コーヒーが飲めません』をリリース。すぐにライブツアーやイベントを行うなどし、積極的に活動したが、鳴かず飛ばずの状況が続いた。後年、リーダーの吉田と曽野はテレビ番組で当時の状況をこう振り返っている。

《キャパ的には500人ぐらい入るところで、30人ぐらいしか人がいなくて。よくよく見たら(半分が)うちのメンバー塩﨑太智の親戚だった》(26年4月21日放送 フジ系『ぽかぽか』)

 下積み時代に、グループはメンバーの激しい入れ替わりを経験している。

「18年にメインボーカルが脱退したことで山中や曽野ら3名が加入。新生M!LKとして打ち出したが、それでも人気は伸び悩んだ。20年にはさらに2名が脱退し、現在の5人体制となった」(前出・芸能記者)

2018年のライブ。当時は7人組だった

 ビクターエンタテインメントからメジャーデビューしたのは結成から7年後の21年11月のことだ。

「長年の地道な活動によって着々とファンの数を増やし、ようやくデビューにこぎつけた。ですが、先輩グループであるDISH//や超特急と比べても人気は今ひとつ。セカンドシングル『奇跡が空に恋を響かせた』はオリコン1位を獲得したもののブレイクスルーできませんでした」(音楽ライター)

 そんなグループの低迷と反比例するように知名度を上げていったのが、最年長の佐野だった。