産後のお母さんを大事にしてくれるケアに感動
――20年ぶりの妊娠・出産を経てお子さんを初めて見た時の思いは?
hisako もう感無量で、本当に神々しいと思いました。で、お医者さんの手に渡った瞬間から、「もう大丈夫」と。お腹にいる時は私の責任の部分がほとんどですけど、お腹から出してしまった後はみんなの手もありますしね。「もうこれで安心だ」と思いました。
その後すぐにいろんな検査をしたけれども、ひとつも悪いところはなくて。ますます「ああ、よかった」という感じでした。
――久しぶりの妊娠・出産で新鮮に感じた点や、驚いた変化などはありましたか。
hisako 一番思ったのは、退院の時ですね。退院後の生活について、助産師さんがママたちにレクチャーをしてくれる時間があるんですけど、とにかく産後うつというのがどんなに怖いかというのをちゃんと説明してくれて。
――20年前は、「産後うつ」はあまり心配されていなかった?
hisako そうですね。産後うつについての説明もそうですけど、とにかく産後のお母さんを大事にしてくれることにびっくりして。
昔はもうちょっとスパルタというか、ほったらかしで「頑張って」って感じだったんですけど、今回は真綿でくるむような感じで大事にケアをしてもらえて感動しました。
パパの参加率の高さにびっくり
――産後はすぐに授乳もはじまって大変かと思いますが、いかがでしたか。
hisako さすがにおっぱいは出ないと思ったんですけど、なんと、出たんですよ。でも、きっと私の母乳じゃ栄養がうっすいだろうと思って、ミルクを足していたんですね。そうしたら健診で、「体重が増えすぎているのでミルクはやめてください」と言われまして(笑)。
――加齢で母乳の栄養が薄まっているのでは、という思いがあったんですね。
hisako そうなんです。で、ミルクをやめて完全母乳にしたらまたどんどん出るようになって。なんと、50歳と10カ月まで出ました。
あ、これもまたビックリしたんですけれども、「卒乳」とか「断乳」という言葉も一回も言われなくて。子どもには結局、2歳10カ月までおっぱいをあげました。
――昔は卒乳、断乳の基準があったんですね。
hisako そうですね。オムツを卒業するトイトレ(トイレトレーニング)も、昔は早くオムツを取らないと失格みたいな雰囲気があったんですけど、今はもうそんなことなくて、わりと個人のペースで無理なくね、という感じだったので、助かるなあって思いました。
でも、やっぱり一番の違いは、パパの参加率の高さですね。イオンの授乳室とかに行くと、パパがミルクを作っているのが結構当たり前に見られるので。それがやっぱり一番ビックリ仰天でした。
――上のお子さん2人の育児に、夫はあまり参加しなかった?
hisako 全然ないですよ。それは今もですけど。そこは昭和の50代の男なので全然変わらないです。
――「あなたももっと子育てやってよ!」とはならない?
hisako 全然求めないですね。育休も取らなくていいって言ったんです。夫にいられると手がかかって逆に大変だから、それよりも働いてきて、っていう。そこは私も昔の女なんですね。
――20年ぶりに妊娠したことで、周りから「仲がいいのね」と言われるとSNSで書いてありましたが。
hisako むしろ、40代は本当に最悪だったんです。まさに離婚寸前で、子どもができなかったら今頃は単身で沖縄に住んでいるはずでした。
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