2026年上半期(1月~6月)、文春オンラインで反響の大きかった記事を発表します。家族部門の第1位は、こちら!(初公開日 2026/05/22)。
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車弄りは自分だけの趣味とは限らない。家族や恋人を持ちながら「理想の愛車」を追求する人々の姿からは、悲喜こもごものドラマが浮かび上がってきた。
今回は、「STYLE BOX MEETING 2026 関東ラウンド」の参加者から、「バットマン蔵」さん(60)をご紹介。
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子どもが自立し、クルマ熱が再燃
今年で60歳になりますけど、ぼくらの若い頃はみんな、高校を出たら「どの車に乗るか」しか考えていなかったですよ。就職したら給料は全部車につぎ込む、そんな時代でしたから。
ぼくも最初はリッター3キロしか走らないシボレーのカマロに乗って、そのあとハイラックスに乗り替えて。当時からバットマンが大好きだったので、車体に大きなステッカーを貼ったりもしていましたね。
ただ結婚して子どもができてからは、やっぱり車にばかりお金をかけていられないですから。しばらくはノーマルのまま、ファミリーカーに大人しく乗っていたんです。
でも、子どもが大きくなると、今度はすっかりやることがなくなってしまって。とくに休日はいつも息子の野球についていっていたんですが、高校を出てからはその機会もなくなり、これからどうしようかなと。それでまた、昔のように車を弄りはじめたんですよ。
このエクストレイルは、もともとバットマン関係の装飾だけで、黄色と黒でまとめていたんですけどね。そのうち「週に一度、何かのパーツを追加する」というのが習慣になり、キャプテン・アメリカにアイアンマン、孫悟空まで乗っちゃって……。
もう、自分でもワケのわかんない車になっちゃいました。家族はもう、誰も乗ってくれませんよ(笑)。家のガレージで弄っていても、まったくの無関心。子どもが小さい頃にやっていれば、また違ったんでしょうけどね。
街中でも、大人はみんな見て見ぬフリ。子どもたちは喜んで寄ってきてくれて、そこから親御さんとも会話が始まる感じですね。
あぁでも、お巡りさんからはしょっちゅう声をかけられますよ。今まで20人くらいと話したかな。職質とかではなく、皆「これ何?」「すごいねこのミサイル」みたいに、面白がって話しかけてくれる感じですね。
最近は、この車で高校の求人回りにも行くんですよ。自分で製造業の会社をやっているのですが、たまたま進路担当の先生が車好きで、写真を見せたら「今度これで来てくださいよ!」って。
学校の駐車場に停めておくと、生徒たちがわーっと集まって写メ撮ったりしてね。それで興味を持ってくれて、うちの会社に来てくれる子が増えてくれたら嬉しいですけどね。
2026年上半期 読まれた記事「家族部門」結果一覧
1位:「家族はもう、誰も乗ってくれません」「大人はみんな見て見ぬふり」…それでも男性(60)が週に一度の“異常なペース”で車を弄る“納得の理由”
https://bunshun.jp/articles/-/91074
2位:飲食店のオーダーミスに「いいよ、もうつくっちゃったんだからもらうよ」…焼き鳥店の息子として育った和食料理人・笠原将弘(53)と亡き父との思い出
https://bunshun.jp/articles/-/91073
3位:医師から「47歳はうちの病院の最高齢です」と…2人の子育て終了後→思いがけず自然妊娠した女性(51)が語る、高齢出産のリアル
https://bunshun.jp/articles/-/91072
4位:「手錠と腰縄したまま分娩台へ…」「3人の女性刑務官が無言で棒立ち」妊娠9カ月で逮捕された女性(47)が語る、過酷だった「獄中出産」
https://bunshun.jp/articles/-/91071
5位:「また法律を破ってるな」医者の両親が“統合失調症の姉”を南京錠で自宅に閉じ込め…映画監督の弟(59)が目の当たりにした“家族の危機”
https://bunshun.jp/articles/-/91070





