車弄りは自分だけの趣味とは限らない。家族や恋人を持ちながら「理想の愛車」を追求する人々の姿からは、悲喜こもごものドラマが浮かび上がってきた。

 今回は、「STYLE BOX MEETING 2026 関東ラウンド」の参加者から、「masa85」さん(43)をご紹介。

以前は車弄りに興味がなかったが、兄の誘いをきっかけにカスタムに目覚めた

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趣味も家庭生活も「今が一番」

 もともと車弄りには興味がなくて、ずっと普通のファミリーカーに乗っていたんですよ。そのかわり、趣味はわりと多い方で、釣りとかジェットスキーとか、アウトドア系を色々とやってきましたね。

ホワイトの車体に鋭いレッドのラインが攻撃的な印象を与える

 このハイエースを買ったのは4年ほど前で、自分の兄が先に同じものを買っていたんです。色々使えて便利そうだし、兄からも「お前も買えばいいじゃん」と勧められて。それから兄弟で弄りはじめて、気づけば一緒にイベントで展示するまでになっちゃいましたね。

風雨の際にもゲートを開放できるタープ布

 これまで趣味には結構お金を使ってきましたが、ハイエースを買ってからはケタがひとつ変わりましたよ。カスタム費用だけで、700万円とか、800万円とか。このイベントが終わったらまた、大きめの仕様変更をする予定なので、もう1000万円近くなるかもですね。

 それでも、妻から止められたりはないんです。昔から趣味には寛容な方で、「ちゃんと家にお金を入れてくれれば」というスタンスなので。私自身は建設業に勤めていますが、お金の面で無理している感覚もないですね。

鮮烈なレッドと艶めくブラックで車内を飾る

 子どもは4人いるんですけど、みんな車には興味がなくて……。最近の子らしく、スマホやゲームばっかりですね。まぁでも、イベントのときはいつも一緒なんですよ。上の子2人にはもう子どもがいるので、毎回3世代で参加していて。

 上の孫は今4歳で、私が43歳ですから、もう30代でおじいちゃんになっちゃったんです。当時、上の子は18歳でね。でも、とくに心配はなかったですよ。私自身も20代に入ってすぐ子どもができていますし、18歳はもう十分大人だろうと。

後部座席もレッドのステッチが入ったシートカバーで統一する

 ただやっぱり、実際に生まれたときの喜びは格別ですよね。初めて「じいじ」と呼ばれたときは、そりゃもう感動しましたよ。今は孫たちとも一緒に住んでいるので、やっぱり甘くなっちゃって。デレデレで何でも買ってあげちゃいますね。

 さすがに、周りの同年代に孫がいるって言うと、めちゃくちゃビックリされますけどね。どこに出かけても、自分の子に間違えられますし(笑)。

同居の孫を溺愛し、「今が一番充実している」と語る

 いつもこういうイベントに連れて来ているのもあってか、孫は「じいじの車が大好き」って言ってくれるんです。このまま車好きに育ってくれて、こうして一緒にイベントを楽しんでいけたらいいですね。

最初から記事を読む 「家族はもう、誰も乗ってくれません」「大人はみんな見て見ぬふり」…それでも男性(60)が週に一度の“異常なペース”で車を弄る“納得の理由”

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。