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10代で「盗撮」にのめり込む学生も
盗撮加害者の大きな特徴は、他の性犯罪に比べて若年層が多いことです。
クリニック受診者の約8割が10~30代の受診者で、初診時の平均年齢は28.3歳。これは痴漢の受診者よりも10歳ほど若い数字です。
つまり、学生や社会人になりたての非常に若い層がクリニックにつながっているのです。
さらに注目すべきは、盗撮の「開始年齢の早さ」です。
盗撮を10代から開始した人は約3割、20代を含めると7割近くに達します(図1-4)。
参考までに痴漢など他の性加害では、10代から問題行動が始まった人は約1割程度です。
一方で、「初診までの期間」を見ると、盗撮開始からクリニックにつながるまでには、約7.2年という長い歳月を要しています(図1-5)。
彼らに盗撮する頻度を尋ねたところ、もっとも多かったのが「週2回」「週3回」でした。
つまり、治療につながるまでに1000回近い盗撮を重ねている計算になります。
なお、クリニックには刑事事件になってから初めてつながった受診者が、約7割を占めています。
10代から盗撮を始め、周囲に気づかれることなく盗撮を繰り返し、事件化してようやく治療につながる――そんな盗撮加害者像が浮かび上がってきます。

