「国自体の経済格差を感じた」

武藤 日米のプロレス業界の違いというより、国自体の経済格差があるだろうな。円安だしね。今、アメリカの物価は日本よりはるかに上だから、ギャラをいっぱいもらったところで、向こうで何人かでメシを食いに行ったりしたら大変だよ。

――円に換算するとすごい額になっちゃうという。

武藤 そうそう。ただね、アメリカはアメリカで大変なんだよ。俺、本当は4月のレッスルマニアウィークにサイン会でラスベガスに行く予定だったんだよ。でも、今年はレッスルマニア自体がそんなにお客が入らなかったから、レッスルコン(ファンイベント)の入場者もそれに比例するってことで、キャンセルになったんだ。

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「今回は大物は呼べない」って。だから近場で呼びやすいレスラーだけを呼んだ。スティングなんかも出てないはずだよ。

――今年はレッスルマニアのチケット代が高すぎたんですよね。

武藤 そうだよ。スタンド席で何百万だっていうからな。だから、向こうに住んだら住んだで、物価が高くて大変だよ。日本に住みながら、アメリカの給料とかギャラをもらうのがいちばんいいな。

――それ、武藤さんじゃないですか(笑)。

次の記事に続く 「だから日本の2世は浮かばれない」「力道山の2世からずっとそう」武藤敬司(63)が漏らした「父親超え」をテーマにする“日本プロレスの限界”