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「私も行くところがなくて……」
「一緒に住んでいる男のDVがひどいのよ。しばらくかくまってほしい。私も行くところがなくて……」
A子さんも似たような境遇の不良少女だった。両親の離婚をきっかけにグレ始め、高校は1カ月で退学。ガソリンスタンドなどで働き、18歳のとき、ナンパされた男と同棲するようになった。
その男がヒモ体質で、A子さんはスナックなどで働くようになり、その後は派手な男遍歴を重ね、2年前に知り合った男の子どもを身ごもり、シングルマザーになった。A子さんの両親はA子さんへの援助を拒絶し、孫の顔を見ようともしなかった。
「ほんのちょっとの期間でもいいんだ。自分が落ち着くまで、ここで寝泊まりさせてほしいの。家賃は2万円払う。食費は別途払う。私が自立しないと、子どもを迎えに行くこともできないんだよぉー」
オロオロと泣くA子さんに由貴さんの家族らは同情してしまった。こうしてA子さんを加えた計5人による共同生活が始まった。
ところが、A子さんは約束の金を支払ったのは最初の2~3カ月だけで、それからはまったく支払わなくなった。いつの間にか働いていたラーメン店も辞めてしまい、新しい仕事を見つけようともしない。それどころか「金を貸してほしい」と無心するようになり、由貴さんから計40万円、里中から計30万円を借りていたが、さらにサラ金から計200万円を借りていることが発覚した。
「いったい何に使ったのよ?」