「娘たちの成長がちょうど思春期に差しかかり…」再婚をどのように考えているのか

――再婚については、どんなふうにお考えですか。

西山 再婚……私は女性として、誰かと人生を対(つい)で終えたい人なので、ちっちゃい頃からの思いと変わらず、家族や夫婦で最後を迎えたいと願っています。

 ただ、離婚後にシングルマザーとしての生活と向き合う中で、娘たちの成長がちょうど思春期に差しかかり、女の子として大事な変化の時期になってくるという現実をまた痛感するんです。もっと赤ちゃんの頃に出会っていたらスムーズだったかもしれないけれど、今はそう簡単ではない、と思いますね。

ADVERTISEMENT

 

――西山さんは「シングルマザー」という言葉をどう捉えていらっしゃいますか。

西山 最初は嫌いだったんです、この言葉。つい最近まで、2児のママという肩書きで仕事をしていたのが、こんなに簡単にシングルマザーになるんだなと思ったし、旦那さんがいてもワンオペならシングルなのに、なんで離婚した時だけシングルマザーと呼ぶんだろうと。

 でも今向き合っている現実や、自分が抱える問題は、確かにシングルだから起きていることでもあって。今はシングルマザーというワードを受け止めた上で、シングルマザーだけどこういう面もあるよ、ここは一緒だよね、と発信の仕方次第で変えていける部分もあるよなと思えるようになりました。

 言葉への警戒心や嫌悪感はなくなりましたね。むしろ、シングルマザーという言葉に囚われすぎている方に寄り添って、もっと広くシェアできる存在になれたらいいな、と思っています。

「ホルモンの変化もあって、女性って大変だなとあらためて思う」

――少しずつ西山さんの気持ちも変わってきている。

西山 気持ちだけじゃなく、40にもなると、年齢的に初めて感じる体の焦りというか、ホルモンの変化もあって、女性って大変だなとあらためて思うんです。

 数日前から始まった腰の違和感もそうですし、免疫が低下しているなと感じる疲れ方も、前はこんなにあったっけ、っていう感じで。洗濯機の前でふっと立ち止まってしまったり、家の隅々で孤独を感じる時間がすごく増えたな、と思う瞬間がある。ちょっと待って、ちょっと時間をください、みたいな。

――しかしこうしてお話を伺っていると、女バレ時代の厳しさも、せんべい工場でのアルバイトの日々も、全て今の西山さんの強さにつながっているなと思います。

西山 私は今もまだ通過点だと思っているんです。この通過点が、こういうゴールに連れてきてくれたんだなと心から思える日にたどり着くこと。それが夢です。

 そこには子どものこと、自分自身のこと、結婚や家庭のこと、仕事のこと、全部が含まれていると思うんですよ、母親って。今、自分の中にある枝の先で、全部花を咲かせたな、おいしい実がなったな、という景色を見たいですね。

 

撮影=深野未季/文藝春秋

最初から記事を読む 1日7食たべる“肥満児”→深夜2時の工場バイトで油まみれ→『CanCam』で大ブレイク…“カリスマモデル”西山茉希(40)が語る、夢が見つからなかった学生時代

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。