ここでしか見たことがない“標識”

 袋井市の宇刈里山公園から東に向かって細い道を進むと、住宅地から突然ワープしたかのように深い山中に飛び込んでゆく。

道はあっという間に荒れてくる
公園から1分も走らないうちに山道と化した

 1車線で対向車とすれ違うことができない心細い道を進むと、高さ制限2.2メートルの道路標識が立っている。その標識の下の補助標識には“この先トンネル4ヶ所有り”と書かれている。

“この先トンネル4ヶ所有り”の補助標識は、よそでは見たことがない。高さ制限は2.2m

 このような表記は非常に珍しく、私が知る限りでは、ここでしか見たことがない。

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 標識の先に待ち構えているのは、素掘り隧道だ。

通称四連隧道が現れた

 トンネルは短く、10メートルほど先に出口が見えている。トンネル内部は荒々しい掘り跡がそのままで、地層の様子も観察することができる。

1つ目の隧道を振り返る

 隧道を抜けると、すぐにまた次の隧道が見えてくる。標識にかかれていた通り、4つの隧道が連続しているのだ。

あっという間に2つ目の隧道が見えてきた
隧道の内部

 隧道はいずれも10~数十メートルの長さで、大きさは普通車でギリギリ通れる程度。隧道と隧道の間の道も険しく、大自然を身近に感じられる。住宅街から1キロしか離れていないというのに、まるで異世界に迷い込んでしまったかのような錯覚に陥る。

軽自動車でもこの道幅。路面の状態も悪い

 そして、道路沿いには気になる光景があった。