「まだ産めるかも」と思っていた。でも、その年齢を超えた瞬間、すっと気持ちがラクになった。熊切あさ美は「この変化には、自分でもびっくりした」と振り返る。

 いつかは結婚して子どもを――という呪縛から解き放たれた先に見えた“新たな恋愛願望”とは。『元祖崖っぷちアイドルの熊切あさ美が、全肯定BODYを手に入れた理由』(主婦と生活社)より抜粋して紹介する。(全4本の4本目)

熊切あさ美(撮影:矢島泰輔)

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出産にとらわれなくなると、すごく気持ちがラクに

 母が結婚前に保育士をしていてそのころの話を聞いていたり、バレエの教室に小さな子たちがたくさんいたこともあって、私も子どもが大好きです。

 だから、いつかは結婚して、子どもを産み育てたいと思っていました。42歳くらいまでは「まだ産めるかも」という思いがあって、結婚もあきらめていませんでした。でもその年齢を過ぎて出産にとらわれなくなると、すごく気持ちがラクになって、独身生活が楽しくなったんです。この気持ちの変化には、自分でもびっくりしました。

 子どもが好きなら、子どもをサポートする方法はいくらでもあります。自分の子どもにこだわる必要はないという思いにも至りました。

 今は好きなときにトレーニングをして、好きなものを食べて、旅行にも気軽に行ける。独身ならではの生活が本当に幸せです。

40歳のグラビアは20代のときより売れて話題に

 6年前、40歳でグラビアのオファーが来たときもびっくりしました。20代のころの崖っぷちの自分からは想像もできなかったことです。しかも20代のときより写真集が売れて話題になったんですよね! 

 30代半ばからキックボクシングとジム通いで、アラフォーでもメリハリのある身体をつくってきた努力が報われました。

「20代で崖っぷちでも幸せになれる」「40代でもトレーニングを続ければ変われる」。

 努力は他人に認められるためじゃない。自分が自分を好きになるためです。体形に気を遣っていたり、いつも楽しそうにしていたり、自分を大切にしている人を、他人は必ず認めてくれます。

 今、自分が崖っぷちだと思っている人も、決してあきらめないで。

「もうだめだ!」と思ったら、崖っぷちにいたころの私、熊切あさ美のことを思い出してください。「全然、自分なんて崖っぷちじゃないじゃん」と思えますから(笑)。