4年にわたって日本大学理事長を務めた作家・林真理子さんが、今年6月24日に任期満了で退任した。林さんの在任中も不祥事が続発した日大。学内では何が起きていたのか。キャスターの有働由美子さんが林さんに訊いた。

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「日大事件」と世間の誤解

  日大が終わってもなんだかんだ忙しいです。でも朝から作家として仕事ができるって夢のよう。

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6月24日に日本大学理事長を任期満了で退任した林真理子さん Ⓒ文藝春秋

 有働 どういうことですか?

  理事長だった時は午前9時半頃には迎えの車が来たので、朝、自分の仕事をする余裕なんかなかったんです。だから今は夢のようです。

 有働 4年間ずっと大変な生活を続けたからこその感慨ですね。

  頭に来るのは、会う人会う人に「大学には週何回行っているのですか?」と聞かれたこと。ちゃんと毎日行っていましたよ! 時期によっては土日も、地方の校友会やオープンキャンパスなどがありました。

 有働 今日は全部ぶっちゃけて話してください!

 林さんは1982年に出した1作目のエッセイ『ルンルンを買っておうちに帰ろう』からベストセラーになり、86年に直木賞を受賞。人気作家であり続けながら、2022年、母校である日本大学の理事長に就任。脱税事件で逮捕・起訴され辞任した前理事長のカラーを一新し、立て直しに尽力されました。ただ、この4年間にも不祥事などがあって、林さんが世間に誤解されている点もあるかと思います。

  すごくあります。

「日大事件」について聞く有働由美子さんが「自戒を込めて」と語る理由は? Ⓒ文藝春秋

 有働 自戒の念を込めて言うのですが、メディアは話題になった瞬間だけを切り取り、その後のフォローがないことも多い。今日はそのあたりも追ってお聞きしていきます。まず、1期での退任です。もう1期やろうとは思わなかったのですか?

  いろんな方から「もう1期やってください」と言われましたが、やるだけのことはやりましたし、私も作家に戻らなきゃいけない。この辺が潮時だと思って退任しました。ただ、退任を惜しんでくださる方々が、縁が切れるのは寂しいと言ってくださり、今度は日大の校友会の会長をやることになっています。

 有働 理事長としての自己評価はいかがですか?