9月6日に20歳の誕生日を迎えられた秋篠宮家の長男・悠仁さま。成年皇族として公的な行事に出席される機会が増える中、今年(2026年)8月に足を運ばれたのが、広島県だった。ボーイスカウトの祭典「日本スカウトジャンボリー」出席のほか、平和記念公園での原爆死没者慰霊碑への供花や本川小学校の平和資料館視察も行われた。幼い頃から戦争の歴史と向き合ってきた悠仁さまは、今、平和に対してどのような思いを抱かれているのか。

 秋篠宮さまの貴重な肉声をつづった『秋篠宮』(2022年/小学館)などの著書をもつ、ジャーナリストの江森敬治氏が寄稿した。

◇◇◇

ADVERTISEMENT

 8月7日午前、悠仁さまは広島市の平和記念公園を訪ねていた。強い日差しの下、原爆死没者慰霊碑に供花し、拝礼した。その後、爆心地に近い市立本川小学校の平和資料館を訪問している。

2026年8月7日、原爆死没者慰霊碑に供花された悠仁さま ©時事通信社

 悠仁さまは、犠牲となった児童らを悼む慰霊碑に供花したあと、平和資料館の中に入り、被爆直後の広島市内の惨状が分かる模型を見ながら、関係者から説明を受けた。その際、「一番爆心地に近い小学校ですか」などと質問をしたという。

11歳で私的に広島に訪れていた

 悠仁さまの公的な広島訪問は初めてだったが、8年前、2018年夏に紀子さまと2人で私的に訪れたことがある。当時、お茶の水女子大学附属小学校6年生だった悠仁さまは、自ら強く希望し、夏休みを利用して訪問した。この時も、平和記念公園を訪れ、原爆死没者慰霊碑に拝礼している。

2025年7月23日、原爆死没者慰霊碑に供花される秋篠宮ご夫妻 ©時事通信社

「小学校の6年生でも夏休みの宿題・課題が多く出され、それは7月に入ってからでしょうか、(長男は)この課題をどのように進めていこうかと、自分で考え、(略)長男が、できれば(この夏に)広島を訪れて、資料館や関係者から話を聞いてみたいとのことだったので、参りました」

 2018年11月、秋篠宮さまの53歳の誕生日会見で、紀子さまはこのように語っていた。両親は息子の自発的な行動に驚くとともに、悠仁さまの成長の証としてとても喜んだものだった。秋篠宮さまは次のように話している。