Q 「女性天皇」と「女系天皇」はどう違うのですか?

 7月17日に可決・成立した改正皇室典範。これにともない、旧宮家出身の男系男子を養子として皇族に迎えることが可能となりました。なんとなく分かったつもりでニュースを見ていましたが、「男系」「女系」というのがよく分かりません。また、「女性天皇」と「女系天皇」はどう違うのですか?(20代・女性・学生)

天皇陛下の65歳の誕生日を祝う一般参賀で、手を振られる天皇皇后両陛下と愛子さま ©時事通信社

A 過去には女性天皇が8人いましたが…

 女性天皇と女系天皇の違いとは、わかりにくいですね。男系の女性天皇と女系の女性天皇という区別があるのです。

 もともと皇室典範で皇位継承権があるのは「男系男子」だけと定められています。これは、男性の天皇の息子だけが皇位継承権を持つということです。これに対して女系とは、女性の皇族の子どものことを意味します。

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 ですので、女性の皇族から生まれた男子は「女系男子」になり、女子が生まれると「女系女子」ということになります。

 過去に日本には持統天皇のように女性の天皇が8人いましたが、いずれも男性の皇族から生まれた男系でした。男系女子ですね。女系の女性天皇はいなかったのです。

愛子さまは男系の女性皇族にあたる(6月25日、「生誕100年-森英恵-ヴァイタル・タイプ」で) ©時事通信社

 それが現在は「男系男子」に限られています。「男系女子」の天皇も認めていないのです。男性優位の意識を持った人たちが、「伝統を守れ」と言っているのです。

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