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ねこ娘の「女子」の一面が出たシーン

――それでは、庄司さんの思うねこ娘の魅力を教えていただけますでしょうか。

庄司 今期のねこ娘の魅力はやはり、頭身が上がってスタイリッシュになったことによる長い手足を活かしたアクションですね。今までのねこ娘も戦う場面はあったのですが、今期はより前に出て戦うようになりました。さすがに、第9話「河童の働き方改革」で尻子玉を抜かれそうになるシーンでは、ねこ娘の「女子」の一面が出て、後退していましたけど(笑)。

©水木プロ・フジテレビ・東映アニメーション

 今期の鬼太郎は、ヒーローらしくヒロインを守るようなことを、あまりやってくれないんですよね。まなに関することはほとんどねこ娘が請け負っています。まなが「キャー!」って妖怪に襲われると、すぐにねこ娘が「まなっ!」って駆けつけてくれますからね(笑)。

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  それにしても第6期の『鬼太郎』は女性陣が強くて、かよわい女子をあまり見かけません。時代を反映しているのかもしれませんね。

©水木プロ・フジテレビ・東映アニメーション

――最後に今後の『鬼太郎』の見所と、ねこ娘ファンの方にメッセージをお願いします。

庄司 第6期の『鬼太郎』は、3期ぶりに人間のヒロインが登場して、人間界と妖怪界の交わりが描かれることがポイントになってくると思います。攻撃的ではないけど、人間たちに無条件で友好的ということでもない鬼太郎たち妖怪が、まなと触れ合うことでどう変化していくのか、というところが見所ではないでしょうか。

 ねこ娘ファンの皆様にとっては、それぞれに「思い出のねこ娘」がいると思います。私も、水木しげる先生が生み出して、先輩方が作り上げてきた「ねこ娘」の名に恥じないよう、これからも精一杯努める所存ですので、どうぞよろしくお願いいたします。

「ねこ娘大全」より50年の歴代ねこ娘たち ©水木プロ・フジテレビ・東映アニメーション

#2 キャラクターデザイン・総作画監督 清水空翔インタビューへ続く

アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」はフジテレビほかにて毎週日曜朝9時放送中!※地域により放送時間・曜日が異なります。

庄司宇芽香 しょうじうめか/神奈川県出身。主な出演作品に、テレビアニメ『デジモンユニバース アプリモンスターズ』(’16年/花嵐エリ役)、『BANANA FISH』(’18年/マーディア役)、バラエティ『って、書けない?』(15年/ナレーション)などがある。

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水木プロ (監修), 東映アニメーション (監修), 岩佐陽一 (監修)

文藝春秋
2018年10月2日 発売

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