職員への言動がパワハラと認定され、8月28日に辞職の意向を表明し会見を行った神奈川・横浜市の山中竹春市長。今後については「全くの未定」と進退については明言を避け、10月に予定される市長選に再び出馬する可能性も残されている。
山中氏をめぐっては、ダチョウの脳が小さいことから“頭が悪い”と揶揄する意味合いで、「ダチョウ」などと揶揄した発言や「ポンコツ」「人間のクズ」などの暴言が「週刊文春」によって報じられ、7月30日には弁護士らによる第三者調査委員会によって認定されていた。どのような報道だったのか。週刊文春の第一報を再公開する。(初出:「文春オンライン」2026年1月11日配信)
「他の人が言えないのなら私が公表するしかない」
「他の人が言えないのなら私が公表するしかないと、告発を決意しました」
こう語るのは、横浜市役所で人事部長を務める久保田淳氏(49)。勤続約26年に及ぶベテラン幹部職員が異例の“実名顔出し”で告発するのは、横浜市長を務める山中竹春氏(53)の不適切な振る舞いや暴言の数々だ。
横浜市立大学の医学部教授だった山中氏は、コロナの専門家として2021年に横浜市長選に出馬し、初当選。昨年8月に再選され、現在2期目だ。
久保田氏が明かしたのは、自身に対する暴言に加え、副市長を「ダチョウ」、「人間のクズ」などと評する横浜市長の“裏の顔”。一連の言動については、専門家からパワハラの可能性も指摘されるのだ。
山中氏の言動について、横浜市役所はこう回答した。
「(暴言については)人事部局との間では、人事評価という観点から、被評価者についてプラスにもマイナスにも発言をすることはあります。そのような発言は、人事部局などの幹部職員からもなされており、双方率直な内部的なやりとりの中で行っているものです。
外見や容姿について中傷するようなことはありません。言動については注意してまいります」
「横浜市長に相応しい人権感覚をもった言動をしてほしい」
久保田氏はこう訴える。
「私は、市長の勤勉さや成果に対する貪欲さについては尊敬している。政策の基本的な方向性も、市民の想いに応えていると思っています。だからこそ、今までの振る舞いを反省して、横浜市長に相応しい人権感覚をもった言動をしてほしい」
「週刊文春 電子版」では、山中氏が実際に「ダチョウ」と発言した実際の音声を公開している。また、山中氏の説明に対する久保田氏の反論に加え、山中氏から“出禁”にされたとする新たな現役幹部職員の告発についても報じている。
