本屋大賞に5年連続ノミネートされ、『お探し物は図書室まで』が米TIME誌「2023年の必読書100冊」に唯一の日本人作家として選出された経験を持つ、作家の青山美智子さん。アニメ『進撃の巨人』のエレン・イェーガー役をはじめ、数々の作品で主演を担当している声優の梶裕貴さん。各界で絶大な人気を誇る二人による初めての共作「愛の声が聴こえたんだ」が、9月3日より「別冊文藝春秋」にて連載開始されます。
本作品は、声優・梶裕貴さんが立ち上げた音声AIプロジェクト「そよぎフラクタル」に着想を得て、青山美智子さんが書き下ろした恋愛小説。
作家×声優×AIのコラボレーションから、どんな物語が生まれるのか。お二人からのコメントが到着しました。
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「新しいチャレンジのひとつに私も関わらせていただけることをとても幸せに思います」――青山美智子さんコメント
私たちにとってAIはとっくにSFの世界のことではなく、ごくごく身近な日常です。これからも予測できないほどのスピードでどんどん進化していくことでしょう。AIなしではもういられない現代社会で何が起きているのか、人とAIとのリアルな関わりの現状と課題、そして希望や可能性を、今、小説という形でここに書き留めておきたいと思いました。ちょうど一年前、梶裕貴さんとお仕事をご一緒したご縁で深く触れる機会をいただいた「そよぎフラクタル」のプロジェクト。「人とAIが共に生み出すエンタメ」にインスパイアを受けながら、その新しいチャレンジのひとつに私も関わらせていただけることをとても幸せに思います。
「一体どんな化学反応が起こるのか――今から楽しみでなりません!」――梶裕貴さんコメント
とある番組で青山美智子先生作品を朗読させていただいたことをきっかけに、本企画は実現いたしました。収録にお越しくださった際、「そよぎフラクタル」での活動をお伝えすると、キラキラとした笑みを浮かべて、とても興味を持ってくださって。その後、すぐにプロジェクトについて、またAIについてリサーチを始めてくださり、その探究心と創作意欲に「これがプロの作家さんなんだ…!」と感動したことを覚えております。
青山先生の文章からは、人間だからこそのあたたかみを強く感じます。そんな青山先生がAIをテーマに作品を書かれたら、一体どんな化学反応が起こるのか――今から楽しみでなりません! 私も心を込めて朗読させていただきます。「愛の声が聴こえたんだ」、ご期待ください!
梶裕貴(ナレーション・主演)×音声AI「梵そよぎ」 作品世界を表現した特別ティザー動画公開
連載開始にあたり、声優・梶裕貴さんが特別に声を吹き込んだティザー動画を解禁いたします。映画の予告編のような、贅沢な1分間。本動画内では、ナレーションと主人公・松木拓人の声を梶裕貴さんが、AI・アジクの声を、梶裕貴さんの声を元に開発された音声合成ソフトおよびAIキャラクター「梵そよぎ(そよぎそよぎ)」が担当します。梶さんとAI・梵そよぎの掛け合いも、どうぞお楽しみください。小説ではまだ見ぬ「声」をいち早く体験できる特別映像です。
ティザー動画キャスト
松木拓人&ナレーション:梶裕貴
アジク:梵そよぎ
作品紹介
インテリアメーカーの営業部門の責任者を務める、36歳の松木拓人。ある日彼は、後輩に勧められ、生成AIサービス「Ajik(アジク)」の「AI占い」を試してみることに。その結果返ってきたのは、「怪我に注意」という、どこかありふれた言葉だった。だがその占いどおりに手を負傷した拓人は、治療のため立ち寄った薬局でひとりの薬剤師の女性と出会い、恋に落ちる。
仕事はできる。人当たりもいい。それでも、気になる彼女の前では、なぜかうまく立ち振る舞うことができない。拓人は、これまで誰にも見せてこなかった弱さを、アジクにだけ打ち明けるようになり――。
感情を持たないAIに、人はなぜ心を預けてしまうのか。本屋大賞に5年連続ノミネートされた人気作家・青山美智子さんが、声優・梶裕貴さんの「AIへの思い」に応えて放つ、いまこの時代の恋愛小説。連載は「別冊文藝春秋」にてお読みいただけます。
「そよぎフラクタル」について
2023年、梶裕貴さんが声優歴20周年を記念して立ち上げた音声AIプロジェクト。梶裕貴さんの声を元に開発された音声合成ソフトおよびAIキャラクターの『梵そよぎ(そよぎそよぎ)』を軸に、AI技術とクリエイティブの新たな融合を模索している。急速なAI普及に伴う「声の権利」という業界課題に対し、公式ソフトの展開を通じて表現者の権利を守りながら技術を共創させる、「音声AIの正しい在り方」を社会へ提示することを目指している。
公式サイト:https://soyogi-fractal.com/
「WEB別冊文藝春秋」について
《読んで楽しむ、つながる》小説好きのためのコミュニティ! 月額800円で、人気作家の作品&インタビューや対談、エッセイが読み放題。作家の素顔や創作秘話に触れられるオンラインイベントのほか、お題企画や投稿イベントなど参加型企画も盛りだくさんでお届けしていきます。
別冊文藝春秋:https://bessatsu-bunshun.com/
◆青山美智子さんプロフィール
あおやまみちこ/1970年生まれ、愛知県出身。出版社勤務などを経て、2017年『木曜日にはココアを』でデビュー。『お探し物は図書室まで』(2021年本屋大賞2位)は米TIME誌「2023年の必読書100冊」に唯一の日本人作家として選出される。『赤と青とエスキース』(2022年本屋大賞2位)、『人魚が逃げた』(2025年本屋大賞5位)ほか、5年連続で本屋大賞にノミネート。他の著書に『月の立つ林で』『リカバリー・カバヒコ』など。
◆梶裕貴さんプロフィール
かじゆうき/1985年東京都生まれ。2004年に声優デビュー。『進撃の巨人』エレン・イェーガー役、『七つの大罪』メリオダス役、『僕のヒーローアカデミア』轟焦凍役、『ハイキュー!!』孤爪研磨役などで活躍。声優アワード主演男優賞を史上初の2年連続受賞。
2026年4月に株式会社FRACTALを設立し、代表取締役社長CEOに就任。音声AIプロジェクト【そよぎフラクタル】総合プロデューサーとして、自身の声を元にしたAIキャラクター「梵そよぎ」を中心に、声の権利保護と表現の可能性追求に取り組む。


