怪しい男からの「みだらな誘い」

 住谷はミナと連絡先を交換しようとしたが、横山が「またこの子と遊びたくなったら、オレに連絡くれればいいから」と言うので、横山とLINEのIDを交換することになった。横山の態度から、売春の斡旋で飯を食う女衒なのではないかと思った。

 それから何度か〈あの子と遊びたい〉と連絡したが、それには応じず、〈レイプに興味はないか?〉という連絡が入った。

〈興味がないと言えばウソになるけど……〉

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〈それならやってみないか?〉

 住谷が仕事を終えて自宅に帰ってきた頃、横山が車で迎えに来た。車中で住谷は強姦のノウハウについてレクチャーを受けた。

「ターゲットは夜道を一人歩きしている女だ。気付かれないように家の近くまで尾行し、玄関を開けたところで押し入る。包丁を突きつければ、硬直して抵抗できないはずだ」

 横山の車には包丁、ガムテープ、アイマスク、タオル、軍手などが入った袋が用意されていた。

写真はイメージ ©getty

「オレは車を止める場所を探すから、お前が女を追跡しろ。部屋の中に押し入って、大人しくさせたらオレに連絡しろ。合流するから」

 しかし、その日は3時間以上も徘徊したが、手頃な女性が見つからなかった。日付が変わる頃、あきらめて帰ることにした。

「また明日やろう。午後7時に迎えに行く」

 翌日も同じように横山の車で夜の街を徘徊した。

「おい、あれはどうだ?」

 それが第1事件の被害者となるA子さん(同23)だった。A子さんはイヤホンで音楽を聴きながら歩いていたので、住谷が尾行していることに気付かなかった。