――彼氏になってからもそうですが、ファンだった頃のほうが、もしかすると多くのお金を使っていたかもしれませんね。

望月 多分そうです。

――それまでは不良と付き合っていたわけで、ずいぶんとタイプが違いますよね。

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望月 もうビジュアルが全然違うし、生活もオタクだから違うんです。ただ気にならなかったですね。私も遊んでいたので。

――芸能人とのワンナイトはオタクの彼と付き合っている頃も続いてたんですか?

望月 続いてました。その関係をオタクの彼氏も知ってました。「本心では嫌だ」とは言ってましたけれど、私に離れていってほしくなくて、黙認していた感じでした。

――望月さんはオタクの彼氏のことは好きだったんでしょうか?

望月 わかんないんですよね。多分、ずっと自分に尽くしてくれるから、一緒にいて居心地がよかったんだと思います。たぶん共依存だったんですよ。別れる前には「好きとか嫌いとかわかんなくなったね」ってお互いに何度も話していました。

望月さんは現在ポールダンサーとして活動している ©釜谷洋史/文藝春秋

プロポーズを断った“本当の理由”

――別れるきっかけはなんだったんでしょうか。

望月 私がアイドルを辞めて、ポールダンサーとして活動するために上京したことがきっかけです。東京に行く前にプロポーズをされたんですよ。でも結婚すれば、生活の中で彼の借金を一緒に返していくことになるのかと思ったし、東京でやりたい仕事もあったので、まだ結婚できないという思いもあって断ったんです。

 それでも東京と福岡でしばらくは遠距離恋愛をしていたんですが、ちょうどコロナ禍になって、なかなかお互い行き来ができなくなった。そうすると私が抱えている問題を理解できなかったり、価値観が合わなくなっていって。もう別れるしかないとなって、別れました。

――彼は今ではどうしてるんですか?

望月 「今度福岡に戻るから、よかったらお店に見に来てよ」と連絡すると、私のポールダンスを見にちゃんと来てくれます。元々はアイドルというか、演者としての私のファンなので、向こうもそれでいいらしいです。「もう彼女ではないけれど、アイドル、そしてポールダンサーとして活動する望月彩華のファンではいたい」と話してます。

――ある意味、アイドルオタクですね。

望月 本当にそうです(笑)。

――世の中のアイドルファンはアイドルと付き合う方法を知りたいと思うんですが、望月さんはどうすれば付き合えると考えていますか。

©釜谷洋史/文藝春秋

望月 健気に一途に頑張る、じゃないですか(笑)。お金を使えばいいというものじゃないんです。東京に来て思ったのは、お金で何でも解決しようとする人たちが多い。そういうのは嫌だなと思うんです。それよりも、健気に応援し続けて、「この人は本当に熱心に応援してくれている」と気持ちが伝わることが大事ですね。

 アイドルって別にイケメンと繋がっているとは限らないと思うんですよ。SNSに流出している画像を見ると、相手は大体TO(トップオタク)とか有力なファンじゃないですか?

 最近知り合いのアイドルが自分のオタクと結婚したんですよ。その子はイケメンが好きな子なんですよ。でも結婚したのは20歳上のおじさんだったんで、びっくりしたんですよ。それで「なんで?」って聞いたら「私のことを一切否定しなくて、何をやっても『かわいい、かわいい』と全部お姫様扱いしてくれるから幸せ」と言っていて。最終的にイケメンにも飽きて、落ち着いたのがオタクだったみたいです。

次の記事に続く 「体中アザだらけで『DVじゃないの?』と…」アイドルからポールダンサーへ転身した望月彩華(32)が語る「下着姿のエロいダンス」という偏見に思うこと

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。