福岡のご当地アイドルグループ「HR」の元メンバーで現在はポールダンサーとして活動する望月彩華さん(32)。福岡でのアイドル時代から、ライブで福岡を訪れた芸能人たちとの“遊び”を繰り返してきた彼女だが、東京で暮らす現在もそうした関係は続いていると明かす。彼女が芸能人との都合のいい関係をやめない理由から、ポールダンサーとしての夢まで聞いた。(全5回の5回目/最初から読む

望月彩華さん ©釜谷洋史/文藝春秋

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憧れの人と共演後、バーレスクを辞めようと決めた理由

――ポールダンサーになるきっかけを作ってくれた憧れのダンサーKUMIさんとは共演できましたか。

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望月彩華さん(以下、望月) はい。最終的にはその方を両サイドに置いて、自分がセンターで踊らせていただきました。その時は涙が出るほど嬉しかったです。でもそこで夢が叶っちゃったから、自分の中で「バーレスクを辞めよう」と決心しました。私の場合、バーレスクで働きたいというよりも、KUMIさんと同じステージに立ちたいという一心だったので。

 それにポールダンスには大会があるんですが、バーレスクで働いている時に大会に出たいと伝えたら「そんなんに出るもんじゃない」って言われて。言われたのが入って2、3か月の頃だったので夢を応援してくれない場所には長くいられないなと思っていました。なので大会に出たいというのもバーレスクを辞めた理由の一つです。

――現在はフリーのポールダンサーということですが、多くのポールダンサーも望月さんと同じでフリーなんですか?

望月 フリーと店所属が半々くらいだと思います。結局フリーは人気がある子じゃないと仕事は取れないので。そうなると店に在籍していたほうが時給も出るし、毎日働ける保証もあって楽なんですよ。なので、店所属の子のほうが多いかもしれません。

パフォーマンス中の望月さん(写真=写真集『色彩』より)

――望月さんはポールダンサーとして、店以外にも出張で踊るそうですね。

望月 踊ります。ポールを持っていって、企業のパーティーや結婚披露宴で踊ったこともあります。そういう場では男性はすごく盛り上がってくれるんですけど、女性は「えっ?」となって、あまりいい顔はされないですね(苦笑)。

――踊る場所は全国なんでしょうか。

望月 北海道から沖縄まで全国を回っています。私は一つの場所に長くいるのが苦手で。慣れてしまうのが怖いんです。変わり映えのない環境、人間関係の中にいると「もうこれぐらいでいいや」と思っちゃうじゃないですか。でも、新しい地域、新しい場所にいると観客もその都度違いますし、以前は通用していたことが、この場所では通用しないこともあるんです。