体中が青あざだらけになる過酷なパフォーマンス

――そこでポールダンサーになることが目標になったんですね。最初はなにから始めたんですか。

望月 福岡に戻ってポールダンスを教えてくれる場所を探して、そこでレッスンを受けました。最初は何度もめげました。体力には自信があって大丈夫だったんですが、ポールダンスをすると、肌を露出した状態で、体重をポールに強くかけてバランスを取るので、内出血で体中が青あざだらけになるんですよ。

 だから街中を歩くと「DVじゃないの?」と勘違いされるくらいで、変な目で見られてしまうし、プールも海も行きづらい。そこは最初、大変でした。でもバーレスク東京でポールダンサーとしてKUMIさんと同じステージに立つんだという目標があったから大丈夫でした。

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パフォーマンス中の望月さん(写真=写真集『色彩』より)

――それだけKUMIさんと同じステージに立つことが大事だったんですね。

望月 そうです。でも私、性格が悪いので(笑)。単純に同じステージに立つだけなら、ポールダンスをやらずに、通常のショーダンサーとして入ればいいんですけれど、「バーレスク東京」ってポールダンサーの数がすごく少なくて。逆にその枠に入れば確実に受かると思ったんです。

 アイドルオーディションに応募するとき、下着姿の写真を送ったのと同じ考えで「福岡でポールダンスをやっていました」という子がいたら、物珍しさもあって絶対受かると計算していたところもありました(笑)。

 ポールダンスの先生にも最初からバーレスク東京のオーディションを受けるために、ポールダンスを学ぶことは伝えていて、先生も、1年間でポールダンスの実績を福岡で作れるように、ずっといろんなお店を紹介してくれました。

「下着姿のエロいダンス」という偏見に思うこと

――ポールダンスをやってみて、何が一番大変でしたか。

望月 矛盾してると思うんですけど「なんで下着姿で人前に出なきゃいけないんだ」と最初は嫌でした。オーディションの書類で下着写真を送っていた時は、目に留まるための下着だったわけですよ。でもデフォルトとして下着姿で人前に立たないといけないことが苦痛で仕方なかったんです。