「私たちは、学校のずさんな安全管理体制によって知華を奪われた」

 7月末に公表された第三者特別調査委員会の報告書でも、学校のずさんな安全管理が次のように指弾されている。

<生徒の身体、生命の安全を確保するために何をなすべきかという観点で大きな『想像力の欠如』があったものであり、およそ非難を免れず、猛省しなければならない>

引き揚げられた抗議船 ©時事通信社

 7月、知華さんの両親は、安全管理義務違反等の容疑で校長や学年主任を含む教員4名と基地反対活動団体関係者ら計11名を刑事告訴した。8月12日には、ヘリ基地反対協議会関係者の自宅に第十一管区海上保安本部が家宅捜索を行った。起訴/不起訴の判断がいつになるのか、長期化も予想される。両親は裁判を闘うためのクラウドファンディングも開始した。

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「私たちは、学校のずさんな安全管理体制によって知華を奪われたと考えています。これは事故ではなく事件だということです。安全を度外視して、生徒たちを波の荒れる抗議現場に連れていく。なぜ、これで学校や抗議船を所有する団体の大人たちが責任を問われないのでしょうか。それを社会に問いたいと思いました。大切な子どもの命が無駄に奪われることが二度とないよう、変えられることは自分たちで変えていかなくてはなりません」

会見する西田校長 ©時事通信社

 他にも、耳を疑うような校長の無神経な発言や、抗議船の運航について生徒から安全性を疑問視する声が以前からあがっていたことなどが、両親の口から明かされている「支えられていたのは、ママの方でした『ともちゃん、ごめんね』辺野古ボート転覆事故両親独占手記」は、「文藝春秋」10月号(9月10日発売)および、電子版「文藝春秋PLUS」に掲載されている。

出典元

文藝春秋

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