現在TBS系で放送中の堺雅人主演ドラマ『VIVANT』。2023年に放送された第1シーズンでは、堺が扮する乃木憂助と阿部寛扮する警視庁公安部の野崎守がバディとなり、国際テロ組織・テントの壊滅に奮闘する様子が描かれた。第2シーズンで彼らの敵となったのは、「中国の別班」とも称される「Xinxi(シンシー)」。シンシーの最高責任者であるハン・リンシンとして登場し、強烈な存在感を発揮しているのが宮下今日子である。
阿部寛と並んでも全く見劣りしない“最強の敵”の風貌
ハンは第14話で、黒いドレスに身を包み、まとめた長い髪を揺らしつつ高々とヒールの音を鳴らして登場。『VIVANT』の出演者は誰が味方で誰が敵かが分からず、誰しもが怪しく見えてしまうが、ハンの姿は“ヴィラン”そのもの。ハンは野崎からなぜか壊滅したテントの情報を欲しがっており、キレ者の野崎とハンの会話は、互いに腹の探り合いをするヒリヒリしたものとなっていた。
宮下は、主に舞台を中心に活躍してきたいわゆる“舞台俳優”。近年は、『不適切にもほどがある!』(2024年/TBS系)や『宙わたる教室』(2024年/NHK総合)に単話ゲストとして登場しているが、その名を知らなかった人も多かったことだろう。
だが、『VIVANT』はそんな知る人ぞ知る実力派に光を当てることを得意としており、第1シーズンでは、乃木と同じく丸菱商事に勤め、テントのモニターであった山本役で迫田孝也や元バルカ共和国幹部だったワニズ役で河内大和が出演し、大ブレイクを果たしている。
173cmの高身長である宮下は、189cmの阿部と並んでも全く見劣りせず、むしろ圧の強い2人が並んでいたことで、視聴者にはシンシーが“最強の敵”であるということを強く印象付けるものとなっていた。また、登場すると場の空気を怪しいものに一転させてしまう様子は演技力や経験値の高さを示しており、実験的な舞台で鍛え上げてきた表現者らしい活躍ぶりだ。

