「佳子さまが心を寄せられるのは、若い女性たちだけではありません。過去、女性皇族がたびたびお出ましになってきた婦人発明家協会主催の『なるほど展』にも、21年以降、毎回参加されてきました」(同前)

 ご案内にあたってきた婦人発明家協会会長の福島理恵子氏が語る。

「介護にまつわる発明品が多い中、発明品そのものだけでなく、介護の内容や発明の経緯といった背景についても、とても丁寧に聞いて下さいました。印象的だったのは、介護を必要とする配偶者のための発明品で受賞された方が『夫は既に亡くなりました』と伝えた時のこと。佳子さまはほぼ全ての来場者とお話しされた後、その方の元に戻り、手を握り優しい言葉をかけられていたんです。佳子さまからは、国民全員を家族だと思われているような温かな心を感じました」

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佳子さまと「ご本人だと気づかないまま1時間ほどお話」を…

 ジェンダー公務に加え、佳子さまが力を注いでこられたのが、障がい者への支援だ。昨年11月には、デフリンピックの関連イベント「みるTech」の会場にお忍びで訪れていたという。同イベントに出展していた一般社団法人ハートウエアラボ代表の米山(ちかし)氏はこう明かす。

「佳子さまは、耳が聞こえず目も見えない盲ろう者を対象にした指点字装置を出展していた私たちのブースに立ち寄って下さいました。マスクを着けておられ、ご本人だと気づかないまま1時間ほどお話しして。最後に『もしかして……?』と聞くと、『……はい』と仰ってビックリしました。先天的な盲ろうの高校生が翌日に会場に来ることをお伝えすると、次の日にもお見えになって。話し手の手話の動きに、盲ろう者が自分の手を触れる“触手話”を通じて、実際にコミュニケーションを取っておられました。彼が通うのが横浜訓盲学院だったこともあり、今年5月と7月、佳子さまによる学院へのご訪問が実現したのです」

 使命感に突き動かされるようにして、公務に励まれる佳子さま。ところが、同じ障がい者支援に関するもので、ご出席が急に途絶えたお出まし先がある。「聴覚障害児を育てたお母さんや家族をたたえる会」だ。

「07年の大会に紀子さまがお出ましになって以来、19年まで毎回ご出席されてきました。14年には眞子さんと佳子さまを伴われ、手話でのご挨拶も披露されている。20年からは佳子さま単独でご出席されてきました」(同会関係者)