Q 「メルカトル図法」→「イコールアース図法」に? 狙いは? 

 9月4日、国連総会は、各国の面積をより正確に反映した「イコールアース図法」の世界地図の使用を促す決議案を賛成多数で可決しました。日本を含め世界では「メルカトル図法」の地図が広く使われてきたものの、今後は2018年に考案された「イコールアース図法」の地図が広がる可能性があるとのことです。

 アフリカ諸国が主導し、日本も賛成したとのことですが、なぜこのような動きがあったのでしょうか。(10代・男性・学生)

©AFLO

A アフリカ大陸は実に広大なのですが…

 トランプ大統領がグリーンランドを欲しがるのは、彼がメルカトル図法の世界地図を見ているからだ、というジョークがあります。あながち間違いではないように思えてしまいます。

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 メルカトル図法は、世界各国の位置関係は分かりやすいのですが、丸い地球を無理に平面にした結果、南北の端に行くほど面積が大きく表示されるという欠点があります。トランプ大統領は、「広大な面積のグリーンランドを手に入れたい」と思ったのかも。

 冗談はともかく、グリーンランドは北極点に近いので広大な面積があるように見えます。まるでオーストラリアと同程度の面積に見えますが、実際はオーストラリアの3分の1以下の面積しかありません。

イコールアース図法が用いられた世界地図。日本の面積は、イギリスやドイツよりも大きい(「Equal Earth MAP」より)

 アフリカ大陸は実に広大なのですが、欧州と面積で大差ないように見えてしまいます。次第に経済力をつけ、発言力を持つようになったアフリカ諸国が、自分たちの存在が不当に小さく扱われているという不満を持つようになったのだと思います。

 ちなみに「小さな島国」に見える日本列島を、「イコールアース図法」で欧州の隣に持っていくと、大きな面積を持った国になるのですよ。

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