2026年に亡くなった“ママ”へ、涙の追悼

 2023年、カルキンはハリウッドの殿堂「ウォーク・オブ・フェイム」に名前が刻まれることになった。セレモニーにはソングと2人の息子、そして『ホーム・アローン』で母親役を演じたキャサリン・オハラが駆けつけた。オハラはこのとき、「マコーレー、おめでとう。殿堂入りはふさわしい。そして、あなたのことを1度ならず2度も置いてきぼりにしてしまったフェイクママを、このハッピーな場に参加させてくれてありがとう。あなたを誇らしく思います」とスピーチした。

 そして前述したとおり、2026年エミー賞のオハラ追悼ステージで、カルキンは涙を堪えながら故人との思い出を語った。「彼女は僕のママであり、僕たちのママでした」、「彼女は僕のことを2回も忘れたかもしれないけれど、僕たちはいつまでも彼女を覚えています」。これは『ホーム・アローン』の内容と同時に、「ウォーク・オブ・フェイム」のセレモニーのときのオハラのスピーチを踏襲していたのかもしれない。実生活では両親の確執に悩まされたカルキンだが、役柄上の親であるオハラとは心を通わせていたのではないだろうか。

マコーレー・カルキン公式Instagramより

 マコーレー・カルキンは子役の闇の代表的な例として知られるようになり、例えば『ハリー・ポッター』シリーズのオーディションでは、子役だけでなく両親の面接も行われるなど、その後のショービズ界で子役たちへの配慮を促すきっかけとなった。10代、20代とどん底を味わったカルキンだが、最愛のパートナーとの出会いによって復活を遂げたのは本当に幸運なことだ。40歳を過ぎて「完全復活」した彼の今後の活躍に期待したい。

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