愛知県議会の成田修副議長(65)が、愛知・名古屋アジア競技大会(アジア大会)の会場に車両通行許可証を所持しないまま入場し、組織委員会内部で問題視されていたことが、「週刊文春」の取材でわかった。成田氏は取材に対し、通行証の不所持を認め、「お詫びしたい」と答えた。
今年5月に県議会副議長に就任
9月19日に開幕したアジア大会。だが、「選手を乗せるはずのバスが来ない」「バレー会場の照明が全損する」「韓国代表の試合前に、誤って北朝鮮の国歌が流れる」などのトラブルが続出している。
「9月26日には、バドミントン女子団体で銀メダルを獲得した宮崎友花がシングル3回戦に挑みましたが、試合開始が深夜0時過ぎだった。この異常事態に国内外から批判が殺到。結局、宮崎は格下相手に0-2で敗れました」(スポーツ紙記者)
アジア大会を主導してきたのが、大会組織委員会会長を務める大村秀章知事(66)であり、県政与党で最大会派の自民党だ。
「愛知県自民党の中心人物が、成田修副議長です。慶応大学を卒業後、デンソー勤務を経て、県議選に挑戦。現在当選3期目で、警察委員会などに所属しています。自身のSNSでも防犯やサイバーセキュリティなどに関する発信を積極的に行ってきた。今年5月の副議長就任会見では『国内外の方々を引きつける街がある。観光都市・愛知の実現に努めていきたい』と抱負を語っていました」(県政担当記者)
振る舞いが非常に横柄だった
その成田氏は9月26日夕方、アジア大会が行われている愛知国際展示場(アイチ・スカイ・エキスポ)に自家用車で登場した。ところが、規定で求められる車両通行許可証を所持しておらず、警備スタッフに制止されたという。
「それでも制止を振り切るような形で強引に突破した。その時の振る舞いが非常に横柄だったということで、組織委員会内部でも問題にされました」(組織委関係者)
果たして、実際はどうだったのか。
成田氏本人を電話で直撃したところ、「車両通行許可証は公用車に置いていて、自家用車で向かったこの日は所持していなかった」旨を認めた。態度が横柄だったことについては「ちゃんと説明したが、ちょっと強く出たかもしれない。お詫びしたい」などとした。
では、成田氏はどのように「強く出た」のか――。
現在配信中の「週刊文春 電子版」では、組織委員会内部のメールに克明に記された成田氏の発言や振る舞い、成田氏との詳しい一問一答などについて取り上げている。



