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「遺体を車に積んだ男が出頭してきました」
ただちに警察本部に報告したところ、西森の自宅近くの警察署の捜査員が仰天した。前日の夜、西森の親族から「本人から『死にたい』と連絡があり、自宅に行ったら血だらけだった」と110番通報があり、すでに捜査を開始していたからだ。
西森の自宅からは畳4枚にわたる大量の血痕が見つかり、ゴミ袋の中から〈服を脱げ〉〈裸の写真を撮るだけだ〉〈分かったら首を上下に2回ふれ〉などと書かれた紙片も見つかった。警察は「何らかの事件が起こったことは間違いない」とみて西森の行方を追い、車のナンバーなどを手配していたところだった。
「男の恐るべき計画」
西森は名ばかりの整体院を開いている男だった。もちろん、それで生計が成り立っていることはなく、大工、警備員、タクシー運転手、派遣社員などを転々としていた。20年ほど前に父親を亡くしてからは何度も性犯罪事件を起こし、刑務所を出たり入ったりしていた。
逮捕時は中国人妻と入籍していたが、結婚生活の実態はなく、近所の風俗店に入り浸っていた。
だが、風俗嬢に本番を強要したり、プライベートでの交際を迫ったり、陰部に針を刺すなどの暴力行為を繰り返していたため、自宅近くの風俗店ではどこも出入り禁止になっていた。
そんな西森が新たに思いついた犯罪計画が「整体院のメニュー表のモデルになってほしい」という口実で、モデル事務所からルックスのいい女性を呼び出すというものだった。
