警察車両で連行される元王子の「世紀の1枚」
その10日後となる2月19日、マウントバッテン=ウィンザーは自身の66歳の誕生日に公務員としての不正行為の疑いで逮捕された。
同日付のザ・ガーディアンの記事によると、マウントバッテン=ウィンザーが通商特使として世界各国を訪れていた2010年に「ベトナム、シンガポール、香港への訪問に関する政府報告書をエプスタイン氏に転送していた」可能性を示唆する文書がエプスタイン・ファイルの中にあり、特使としての守秘義務に違反した疑いが持たれている。
警察車両の後部座席に座るマウントバッテン=ウィンザーの写真をロイターのフォトグラファーが撮影。片方の目が反射で赤く写り、慄いたような表情の写真は世界中に配信された。マウントバッテン=ウィンザーは11時間の拘束後に釈放されたが、捜査は継続されている。
英国王室の高位メンバーが逮捕されるのは約400年ぶりのことであり、英国にとって大きなショックとなった。チャールズ国王は警察に対し、バッキンガム宮殿に保管されているマウントバッテン=ウィンザーに関するすべての記録へのアクセスを許可するとした。
なお、マウントバッテン=ウィンザーがロイヤルロッジを退去した際、元妻のセーラ・ファーガソンもロッジを出ている。2人は1996年に離婚したが、ファーガソンは転居・別居をくり返しながら、長らくロッジに住み続けていた。
ファーガソンのロッジ退去は、エプスタイン・ファイルによってファーガソン自身もエプスタインと交流していたことが明らかになったことも一因だった。
BBCの2026年2月3日付の報道によると、エプスタインが2006年にフロリダ州で逮捕され、2009年に釈放された際、ファーガソンはエプスタインに会うためにフロリダを訪れた可能性があり、翌2010年には、ファーガソンはエプスタインに「結婚して」とメッセージを送っているという。
また、BBCは2月16日にも、ファーガソンと関連する6つの企業が清算手続きに入ったと報道している。いずれもファーガソンが唯一の取締役だが、大半は休眠会社だった。同記事は、エプスタイン・ファイルの中に、ファーガソンがエプスタインに自身の財政難を訴えるメールがあったことも伝えている。
