簗和生農林水産相(47)は10月9日の閣議後記者会見で、衆院選の陣営が支援者を無料シャトルバスで運び公職選挙法違反(有権者買収)の疑いがあると「週刊文春」などが報じた問題について、「事実関係を確認しており、整理次第、説明する」「法令にのっとり、適正に処理しているという認識」と語った。

 また、同日の自民党「農業構造転換推進委員会」では冒頭のあいさつを終えた後、出席した鈴木宗男参院議員から地元会合での予算カット発言が世間を騒がせていることについて釈明を求められる異例の事態となった。簗氏は鈴木氏の意見を受け、「農林水産行政の推進に支障がないように、しっかりと対応していく」と陳謝した。

 世間を騒がせ続けている簗農相の新たな疑惑を報じた「週刊文春」の記事を再公開する。(初出:文春オンライン2026年10月7日配信)

「恫喝音声」問題で批判を集める簗和生農相(47)が、2024年10月と今年2月の衆院選において、公示日に開いた出陣式に支援者らをシャトルバスに乗せて集めていたことが、「週刊文春」の取材でわかった。支援者らはバス代を支払っていないと証言しており、公職選挙法違反(有権者買収)の疑いがある。

“恫喝音声”が批判を集める簗農相 ©時事通信社

自身を支持しなかった自治体の道路予算を「カットした」

 簗氏は慶応大学商学部を卒業後、東京大学大学院を修了。衆院議員の秘書などを経て、2012年の衆院選で初当選を果たした。栃木3区が地盤で、現在当選6回。文科副大臣などを歴任後、今回、コメ問題などを舵取りする農相に起用された。

改造内閣で記念撮影 ©時事通信社

 その簗氏に発覚したのが、「恫喝音声」だ。「週刊文春 電子版」は9月30日昼、簗氏が今年5月に地元関係者との会合で、自身を支持しなかった自治体の道路予算を「カットした」などと語った音声について報道。簗氏は当初「コメントを控える」と繰り返していたが、10月5日、「発言について撤回をし、お詫びをいたします」と謝罪した。

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 だが、簗氏を巡る問題はそれだけではなかった。