数学教師から金融界に進出し、巨万の富を手にしたジェフリー・エプスタインが、各地で少女や若い女性をレイプし続けた史上最悪の性犯罪「エプスタイン事件」。
世界中に張り巡らされたネットワークで、1000人以上もの被害者がいると言われるこの事件だが、全容は今も明らかになっていない。エプスタイン本人も、2019年に刑務所で「不審な死」を遂げている。
多くの疑惑が渦巻く史上最悪の性犯罪者・エプスタインの「最後の夜」について、在米ライター・堂本かおる氏による『エプスタイン事件 世紀の暗黒スキャンダルの全貌』より、一部を抜粋して紹介する。
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2019年7月6日、エプスタインは2度目の逮捕をされた。フロリダ州で釈放されてから10年後のことだった。
その後、ニューヨークのマンハッタンにある拘置所、メトロポリタン矯正センターに勾留されたエプスタインだったが、勾留36日目に独房内で死亡した。
検死の結果、自殺と認定されたが、その死には不審な点が多々あり、今も他殺だとする声がある。大手メディアが「自殺とされている」と表記することもあるほどだ。
映像に残された「エプスタインの最後の姿」
8月10日の早朝、刑務官がエプスタインの独房に朝食を運んだところ、身動きしないエプスタインを発見した。二段ベッドの上段にオレンジ色の布を縄状にしたものをかけ、首を吊ったとされている。
ちなみに、この拘置所では収監者が着用するジャンプスーツもオレンジ色だった。生前のエプスタインの最後の姿となった、前日9日の午後7時49分の監視カメラの映像でも、刑務官に付き添われて独房に向かって歩く彼はオレンジ色のジャンプスーツ姿である。
遺体を運び出した後の独房内の写真が公開されているが、室内には大量のオレンジ色のシーツ状の布が散乱している。
一人の収監者が受け取る量をはるかに超えており、特に本来自殺の可能性があるとして、それを防ぐための厳重な監視下にあるはずのエプスタインに対してあり得ない量だったが、いつ、誰によって運び込まれたか、いまだに判明していない。
