生活費についても、厳しいルールがあった。

「生活費は共有のお金から出していました。自由に使えるお金は1日500~1000円でした。2024年10月ごろからは、洋平さんが『いい』と思うことをしたら100円もらえる、というように変わりました」(凛)

 監視体制も厳格で、日頃の行動は逐一報告し、位置情報アプリもスマホに入れられていた。

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「出かけるときは洋平さんに日程を報告する決まりがありました。スマートフォンに位置情報アプリがあり、『何かあったら見る』と言われていました。親に連絡がいくかもしれない、という理由で小中学校時代の友達には会えませんでした」(凛)

 この時期には、晴香も凛も洋平の暴力を恐れて言いなりになっていたという。晴香は当時の暴力の様子をこう証言している。

「殴るとか蹴るとかの暴行は日常茶飯事でしたし、ペットボトルで顔を殴られて目が一時的に見えなくなったり、足を引きずるほど蹴られたことがありました。1回だけでありません。冬には『段ボールをマンションの階段の踊り場で敷いて寝ろ』と命令されたりしました。毎日のように暴行がありました」(晴香)

女性を支配するために洋平が行った「水責め」

 盗撮用のカメラの設置に晴香が失敗した時には、腹を立てた洋平が晴香を抵抗できない状態にしたうえでレイプしたこともあるという。

 中でも最も辛かったのが「水責め」だった。

「風呂場に立たせられ、濡れたタオルを顔にかけられ、そこにシャワーをかけられたり、バケツの水をかけられました。私自身あんまり泳げなくて、洗面器に顔をつけるのも怖いぐらい水が苦手だったため嫌でした」(晴香)

 交際相手だと思っていた男性が他の女性と性交するところを盗撮し、さらには5歳年下の凛まで同居する“一夫多妻”のような生活についても、晴香は洋平の説明を受けて洗脳状態に陥っていたという。

「洋平さんは『家族で幸せにやっていくためにはこの方法しかなかった』と言っていました。最初は嫌だなと思ったんですが、自分が人生でうまく行かなかった時期で、『全部正直に言ってくれるっていうのはいい人なのかもしれない』って思ってしまいました」(晴香)

 そして洋平、晴香、凛の3人は次々とターゲットの女性を探し、性交し、盗撮し、販売する犯罪を繰り返していくことになる。

次の記事に続く 100人の女性の盗撮動画を販売して5000万円の荒稼ぎ、中には13歳の少女も…「頂きおじさん」を自称する男(39)が率いた“一夫多妻犯罪グループ”の末路