3人の犯行の手口は狡猾なものだった。

 晴香がSNSでパパ活希望の女性を見つけ、DMで連絡を取る。そして待ち合わせの場所に洋平が現れ、女性と歌舞伎町のビジネスホテルへ入る。

 ホテルは事前に予約しておき、洋平と女性が来る前に凛がカメラを設置していた。

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 その後、洋平が女性を一度部屋から誘い出し、その間に凛が女性のカバンの中から身分証を探して年齢や身元を確認する。

写真はイメージ ©GettyImages

 動画の編集やサイトへの投稿は最初は晴香の担当だったが、洋平が晴香の手際に腹を立てて途中からは凛の担当になった。どのシーンをカットするか、動画にどんな説明を入れるかなどを洋平が細かく指示し、凛が作業していたという。

 お金の管理も凛が担当していた。「myfans」からの収益は、洋平の母親の銀行口座に入金された。洋平は自らを「頂きおじさん」と言うこともあったという。

「法律ができたらやめる」と言っていたが盗撮罪が施行されても…

 凛は盗撮を悪いことと知っていたが、盗撮や編集、販売に手を染めていった。

「洋平さんからは『盗撮して販売することはグレーゾーンだから大丈夫』と言われていました。洋平さんから『法律ができたらやめる』と何回も言われていたので、それを信じて私なりに盗撮に加担してしまいました」(凛)

 しかし2023年7月の刑法改正で、性的姿態撮影等処罰法(いわゆる盗撮罪)が施行された。これにより、場所に関係なく同意なしに性的な画像を撮影する盗撮が処罰されることになった。

3人が犯行に使用していた歌舞伎町のビジネスホテル

 さらに、13歳以上16歳未満の場合は相手が5歳以上年長だと、同意の有無にかかわらず不同意性交等罪の対象となった。

 16歳未満の場合は、本人の同意があっても撮影も性交自体も犯罪になったのだ。

「(法律の施行については)洋平さんから聞いて知りましたが、『それでも続ける』と言っていたので、私も従ってしまいました。この頃、洋平さんから暴力をたくさん受け、やめようとは言えませんでした。ただ、動画の編集とか作業しているうちに、犯罪だと意識するようになりました。ここでやめられなかったことが一番悪かったと思っています」(凛)