高級マンションで、伝説的ホステス・梁海玲(リャン・ハイリン)が残酷な遺体となって発見された平成17年の北京。部屋に残されていたのは激しい拷問の痕と、手つかずの大金だった。
強盗ではなく「強い殺意」を秘めた犯行と判明するなか、警察は監視カメラの映像や現場の指紋から、彼女と接点を持つある男を浮上させる。しかし、事件は誰も予想しなかった後味の悪い結末へと向かっていく――。事件のその後を、鉄人社の新刊『知ったら最後、夜眠れなくなる 世界の未解決ミステリー68』より一部抜粋してお届けする。(全2回の2回目)
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犯人は「強い憎悪」を持つ者
検死により、まず首をロープで絞められ、抵抗したため喉を刃物で深く切り裂かれ、失血死したものと判明。さらに死後に胸部が切り取られるなどの損壊行為が加えられていたことから、犯人はリャンに強い憎悪や復讐心を持つ者と思われた。
実際、数十万元規模の現金、高級宝石、ブランド品などはほとんど手つかずで、単純な強盗目的とは考えにくい状況だった。
