「立ちんぼの一大聖地」としての悪名、下着姿の女子高生を見学させる異様な店舗の摘発、そしてマンションで営業される違法風俗の摘発――。

 都内屈指の風俗激戦区でありながら、常にダークな雰囲気がつきまとってきた「池袋」に起きた異変とは? ライターの花田庚彦氏による新刊『池袋 裏の歩き方』(彩図社)より一部抜粋してお届けする。(全2回の1回目)

写真はイメージ ©AFLO

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ダークなイメージがつきまとう風俗街・池袋

 “東京第二の歓楽街”と呼ばれる池袋。風俗においても、風俗ライターC氏によれば「地域全体で300店舗以上が存在する、都内屈指の風俗激戦区」であるという。

 一方で、池袋の風俗に関しては、比較的ダークな印象が強いのも確かである。1990年代から2000年代にかけては、立ちんぼの一大聖地としての悪名を轟かせ、2010年代半ばには、女子高生をキャストとしたリフレや見学小屋など、いわゆる“JKビジネス”の中心地の一つとして名を馳せた。なお、後者では、女子高生が下着を露出しながら折り紙を折る様子を見学できると謳う店舗が2015年に摘発され、各種メディアで報じられて注目を集めた。

 近年では、2023年にマンションで中国人向けの違法風俗を営業したとして店長ら8人が逮捕されたという事件も起こっている。そんな混沌とした池袋の夜の街は現在、どうなっているのか。

 どんな夜遊びに人気があるのか。池袋で風俗店に長く関わっているという事情通J氏に話を聞いた。

バチバチの競争時代から並列時代へ

 J氏が池袋の風俗に関わるようになったのは、20年ほど前の2000年代半ば頃のこと。その頃の池袋は現在とは異なり、怪しげな活気に満ちた街だったようだ。

「あの頃はキャッチがすごかったし、案内所もいっぱいあったんですよ。案内所の外にいっぱい紙が貼ってあって、なんかちぎって持っていくような違法風俗のチラシがあったりして。人が迎えに来たりとか、テレクラなんかもまだありましたし。いまの人が見たらびっくりすると思うんですけど、当時はそれが普通だったんですよ」