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北海道警「公然わいせつ巡査部長」初公判で語った“衝撃の自慰行為”

子供相手に「見て見て」

2018/10/18

genre : ニュース, 社会

「久びさに一発出して帰るか」

 逮捕の決め手となった6月の事件を起こしたのは、その1つ前の犯行以来、半年ぶりのことだった。4月に苫小牧署へ異動後、巡査部長は同市内で初めて1人暮らしを始めていたが、事件の日は休みで実家に帰省していたという。夜には苫小牧で仕事に戻ることになっており、午前中に家族に見送られて実家を出発。そこで「久びさに一発出して帰るか」と思った。正午過ぎ、いつものようにエンジンをかけた車のかたわら、4人の女の子に目をつけ、「急いでしごいて準備」した。しごき続けると、女の子たちは注目してくれた。そこで「今だ」と思って射精した――。

 初公判の法廷で証人に立った巡査部長の母親は、この日初めて犯行の詳細を知ることになり、証言台で泣き崩れた。かたわらに掛ける息子は、やはりほぼ無表情。その後の検事質問で「犯行をやめようと思ったことは」と問われては、抑揚のない声で「ないです」と答え、「逮捕されるまでやり続けたと思う」と言い切った。

©iStock.com

 幹部職員の父親は、法廷に姿を現わさなかった。証拠説明や尋問の場でも、巡査部長との親子関係は話題に上っていない。その父親は事件が起訴された8月下旬、いかにも唐突な異動で中央署長を退き、札幌市警察部長というポストに就いた。地元月刊誌の取材でこの異動と事件との関係について訊ねた筆者に、道警は「プライバシーに関することはお答えできない」と回答を拒否。一方の元署長本人は筆者の直撃に「たいへん申しわけなく思っている」との一言を返した。道警は8月27日付で巡査部長に「停職1カ月」の懲戒処分を言い渡し、マスコミに対しては「今後よりいっそう職員の倫理意識を高め、信頼回復に努める」とコメントしている。

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初公判で結審、検察は懲役6カ月を求刑

 停職処分の直後に依願退職した元巡査部長はその後、保釈。身柄拘束を解かれた彼は現在、札幌市南区の実家に、つまり20件以上の犯行を重ねたその町に住んでいる。初犯のため執行猶予判決となる公算が大きく、警察学校同期生の1人は「どこかに閉じ込めないといけないのでは」と再犯のおそれを指摘する。元巡査部長自身、事件を起こす前から「自分はちょっとおかしいのでは」という自覚があったようだ。弁護人質問では、その時の思いを次のように語っている。

「自分はほかの人より性欲が強いと思ってたので、インターネットでいろいろ調べたら『性依存症』という障害があると知りました。でも自分自身、精神障害があると認めたくなかったので、放置しました」

 わいせつ事件の裁判は初公判で結審、検察は懲役6カ月を求刑した。10月初めから元巡査部長が通い始めた札幌市内の病院は今後、「露出症」の診断名で彼の治療を続けることになるという。

 判決は10月24日、札幌地裁で言い渡される。

北海道警「公然わいせつ巡査部長」初公判で語った“衝撃の自慰行為”

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