本名、両親は…
ゼンデイヤの本名はゼンデイヤ・マリー・ストーマー・コールマン。黒人の父と白人の母を持ち、黒人コミュニティ内での肌の色の濃淡による差別、いわゆる「カラリズム」の問題にも強い意識を向けてきた。
自身を肌の色が薄い「ライトスキン」であると認識し、「肌の色が濃い姉や兄に比べると、私は少し恵まれた立場にいるのです」と語る。そして、ハリウッドにおいてライトスキンの黒人女優が起用されやすい傾向があることを指摘し、その構造を変える必要性を訴えてきた。
「私は“受け入れられる”黒人女性なのかもしれない」
「私はハリウッドにおける、いわば“受け入れられる”黒人女性なのかもしれないけれど、それは変えなければ。私たちはあまりにも美しく、あまりにも魅力的だから、私だけがその代表であるべきじゃない」(2018年にニューヨークで開催されたビューティコン・フェスティバルでの発言)
ちなみに『オデュッセイア』では、ダークスキンの女優、ルピタ・ニョンゴがトロイのヘレネ(および姉妹のクリュタイムネストラとの二役)を演じたところ、「あの時代のあの地域に黒人はいなかった」などの批判が巻き起こった。しかし、同じ黒人でありながらライトスキンであるゼンデイヤの同作出演に対して、そうした声は多くはなかった。
2018年のインタビューでは、役柄のオーディションについて「『白人の女の子を探している』と書いてある時はいつでも私を送り出して」とマネージャーに伝えていることを明かした。『スパイダーマン』シリーズのヒロイン・MJ役はもともと白人女性を想定したものだったが、ゼンデイヤは人種の枠を超え、女優としての煌めきで役を勝ち得たのだった。
その『スパイダーマン』シリーズで共演したトム・ホランド(30)とは、今や公私のパートナーである。2人は2016年のオーディションで出会い、5年後の2021年に車の中でキスをする写真がパパラッチされたことをきっかけに、交際を公表した。


