現在、この病院が取り組んでいるのは患者に医療データを徹底的に開示することだ。
群馬大学医学部附属病院 病院長補佐 対馬義人教授:
(カルテは)まさに自分のことが書いてある。それなのに、なぜそれを知る時にわざわざ看護師さんに、技師にわざわざ聞かなきゃいけないんですか?医師に聞かなきゃいけないんですか?リアルタイムでカルテを見ればいいじゃないですか、ということになりますね。
医師が見せるのは、患者用のアプリ。患者自身が自分のカルテや検査をした画像などをスマホで見ることができる。
今年3月から、希望する患者全員がこのアプリを使えるようになりました。
群馬大学医学部附属病院 病院長補佐 対馬義人教授:
「何一つ隠してませんよ。見ていただく、だったらいつでも見ていただいても構わないですよ」ということは信頼関係を築く上で僕は大事なことだと思っています。(医療過誤を防ぐには?)真のチーム医療をやることがですね、事故を防止する最大の方法だと思います。そこに患者さんがまだ入ってきてくださる。さらに安全性が高まると思います。
解決に向けた「逆転の発想」
このような「患者参加型医療」には、さらなるメリットがあるという。
千葉県鴨川市の亀田総合病院。アプリを7年前にいち早く、導入している。
こちらの70代の女性患者は、アプリを開き、血液検査の結果などをみている。
女性患者:
診察の前に見れるので、(診察時には)質問できる状態でいます。先生との距離も縮まったと私は思っております。
さらに、ピンクで示された自分の医療情報の他に、水色の夫の情報もみられるようにしていた。こうした患者や家族への情報共有は、医療ミスの防止にもつながると期待されている。
亀田総合病院 小川理医師:
(医療過誤を減らすにはどうしたら?)診断のリポートとか情報がすでにあるのに、そこを見逃す、という部分に関しての「過誤」というのであれば、そこは防げるかな、と思います。
医療事故が起きる度に繰り返される患者や家族への「情報提供」の問題。「はじめから情報を共有する」という「逆転の発想」が解決の一つの鍵になるかもしれない。
(「イット!」11月4日放送より)
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