いいねぇ、スケールがでかいよ読売は
《政府は今回、アフリカなどの発展途上国に万博への参加費用を積極的に支援することを表明した。これが誘致を実現した一因になったとみられるだけに、着実に実行する必要がある。》(日経)
日経も調子に乗るなよ。甘い約束だけして知らんぷりする奴みたいに言いやがって。風呂敷広げすぎたみたいに言いやがって。もういいよ読売の社説で口直しするから。
「大阪万博決定 歴史的祭典の再来はなるか」
いいねぇ、スケールがでかいよ読売は。
《2度目の大阪万博である。実りの多い祭典にするには、準備に万全を期さなければならない。》
《開催の意義を明確に示し、機運を盛り上げることが大切だ。》
……うん。まぁまぁか。で、最後はなんて書いてるんだろ。
《万博とギャンブルを一体的に捉える姿勢は大いに疑問である。》
最後にしれっと書くなよ。こういうの一番印象に残るんだよ。まったくどいつもこいつも。
ちょ、ちょっと、産経さん? まさかのダメ出し
でも大丈夫だ。俺達には産経がいる。
ライバル国を振り落とし、見事に決定した万博を産経師匠が誇らしげに思わないはずがない。では読んでみよう。
「大阪万博決定 日本浮揚の起爆剤とせよ 国を挙げ知恵出し合いたい」
イヨっ、待ってました!
《快挙を知らせる朗報が届いた。これを起爆剤として関西の、さらに日本の浮揚につなげたい。》
景気がいいや! これ、このノリだよ!
《政府は期間中の来場者を約2800万人、経済波及効果を約2兆円と見込んでいる。安倍晋三首相も「大阪のパワーで日本全体を元気にしてもらいたい」と歓迎した。》
よし。やっとお祭りムードを感じさせてくれる社説がきたぞ。いけいけ、どんどん。
《注意したいのは、テーマが総花的であることだ。》
あれっ?
《大阪府が誘致の意向を示したときは、昭和45年大阪万博の「夢よもう一度」と言わんばかりの安易な姿勢だったことは否めない。》
ちょ、ちょっと、産経さん?
《府が作った基本構想は「人類の健康・長寿への挑戦」をテーマに掲げた。落語や漫才の笑いの文化は健康によい、などと、こじつけめいた内容もあった。》
「こじつけめいた内容も」って。ちょっと待って。
《政府の有識者検討会で現在のテーマに変更されたが、いろんな解釈を許し、しまりのない万博にもなりかねない。》
しまりのない万博~!