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「ご飯論法」のノミネートを深読みすると
そういえば今年は「セクハラ罪という罪はない」という麻生財務大臣の言葉があった。変わろうとしないおじさんを見るのは地獄だ。そんな大事なことも学んだ年であった。
さて、ノミネートされた言葉で今年を象徴してそうなものは「ご飯論法」だろうか。政治家の論点ずらしの答弁のことだが、論点をずらしてそのまま押し切ってしまうのはあらゆる場面で見られた。最近で言えば入管法改正もそうだろう。
それだけではない。
「あった」と言われていたものが「なかった」という説明もよくあったし(モリカケ系)、逆に「なかった」と言っていたものが「やっぱりあった」という展開も多かった(こちらもモリカケであり自衛隊の日報問題など)。
ある意味すべてが論点ずらし。今年一貫していたものである。
あれ、ちょっと待てよ……ということはまさか……。
流行語大賞がズレているように見えるのは、実は論点ずらしを表現していて社会への皮肉なのだろうか。
いけない、考え過ぎた。
来年も流行語大賞おじさんに期待します。