昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

2018/12/09

雅子さまがお好きな「チャイナボタン」

 少しずつではあるのだろうが、雅子さまのご体調は上向き、回復に向かわれている中でお出ましが増えているにもかかわらず、90年代からお召しになっているスーツを直されて、今でも大切に愛用されているようだ。お出ましが限られていた時期は、雅子さまが洋服を新調されることをご遠慮されているように拝察していた。だが、おそらく雅子さまのお好みのデザインは、外務省で勤務されていた時代に着ていてもおかしくないようなキャリアウーマン風のものだろう。Iラインの縦長シルエットかつ、オーソドックスなデザインのお召し物だからこそ、長く着回されているのでは、とも考えるようになった。

 特に「チャイナボタン」はお好きなようで、前ページの彦根城博物館でのお写真でも確認できるように、様々なジャケットに取り入れられている。一般的にオートクチュールの洋服の場合は、お直ししやすいように作ってあるというから、雅子さまは、お気に入りの上質なお召し物を20年以上もの間、丁寧に手入れされてお持ちになっているのではないだろうか。

「第42回全国育樹祭」の「お手入れ行事」に臨まれる雅子さま ©JMPA

 11月17日、東京都内で開かれた「第42回全国育樹祭」の「お手入れ行事」では、ボルドーのスーツに、エルメス風とも言える犬柄のスカーフ地ブラウスを合わせられている。1999年の公務で同じスーツとブラウスをお召しになっていた時と比べると、ボタンのデザインを「チャイナボタン」風に変えられているようだ。

「第42回全国育樹祭」式典に臨席された皇太子ご夫妻 ©JMPA

 翌18日の式典では、ロイヤルブルーのスーツに白いタイブラウスを合わせられ、ブルーリボンがエレガントな白いお帽子をお召しになっていた。このスーツも、1995年の誕生日を前にしたお写真などでお召しになっていたものだ。

1995年、雅子さまのお誕生日に際してのご近影 宮内庁提供

 贅沢をなさらない雅子さまだが、お足元を拝見すると、これまでは黒やベージュの革素材のパンプスが多かったのに対して、ベルベットやサテン地のように見える色とりどりのパンプスをお召しになる機会が増えたように思う。