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逮捕されたのは、消防隊員が駆けつけた際にベッドで寝ていた大学生の男。バスローブの帯で首を絞めたり、浴槽に顔を沈めたりして女性を窒息死させたとして、後に有罪判決が下っています。
ホテルを買い取った意外な“オーナー”とは?
このラブホテルは今、非常に意外な形で再活用されています。それは“寺”です。建替えもせず、独特の外観のまま、なんと寺の施設として使われているのです。
現在のオーナーは、元々ホテルの隣にあった寺。どのような経緯でホテルを買い取ることにしたのかはわかりませんが、これは私がこれまで見てきた中でも、事故物件になってしまった場合の“再活用例”として最強のケースだと言えます。
多くの人が事故物件を嫌がるのは、そこに“死”のイメージがあるからです。ならばいっそ「死者のための施設」にしてしまえば、そうした嫌悪感も解決できる、というわけです。
ここまで、「人が住まない」ようにすることで、事故物件のオーナーが告知義務を回避する手段を見てきました。一方で、事故物件に「人が住む」となれば、さらなる工夫が必要になります。次は、そうしたケースを見ていきましょう。
(後編に続く)