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山本拓実は梅津晃大のあれが欲しい! 中日選手たちの“欲しいもの”

文春野球コラム ペナントレース2020

2020/06/19

クローザー岡田俊哉のまさかの回答とは?

 ルーキーの郡司裕也も内面を挙げた。

「僕は(高橋)周平さんの生き様。ムードメーカーで面白い方ですが、野球になるとスイッチが入る。あのギャップが素晴らしい。格好いいです」

 遠藤一星は違う言葉で表現した。

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「周平の鈍感力。生きていて楽しそう。きっと彼なりに苦しい時はあると思いますが、鈍感力はこの世界で重要なので」

 堂上直倫も図太さの大切さを説く。

「大島(洋平)さんのポジティブさですね。もちろん、高い技術があってのことなんですが、打てなくても、次は打てるわって感じなので。引きずらないところを尊敬しています」

 京田陽太は技術面を指摘した。

「郡司の選球眼。全然ボール球を振らない。凄いと思います」と答えた。中村武志コーチも「今、うちで選球眼がいいのは渡辺(勝)と郡司。新人には低めの変化球の見極めは難しいけど、たいしたもの」と期待を寄せる。

 番外編は平田良介だ。

「阿部(寿樹)選手のダンディーさ。僕も32歳になって、自分に足りないものはダンディーさだと思うので、あの40代中盤に見える雰囲気が欲しい。でも、僕、髭が全く似合わないんですよね」と頭をかいた。

 最後はクローザー岡田俊哉。

「荒木(雅博)コーチの車! あの黒のベンツ!」とまさかの回答。「たまたまテレビでその車の特集を放送していて、めっちゃ格好良くて。欲しいなぁと思っていたら、荒木コーチが乗っていたんですよ」と無邪気に熱弁。物欲も大いなる活力となる。

 さぁ、いよいよ戦いが始まる。我々ファンが欲しいのは「勝利」に他ならない。もう隣の芝も花も見飽きた。今年の秋こそ勝利の美酒に酔いしれたい。

◆ ◆ ◆

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