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2、2021年度 監督発表ならびにチームスローガン&所信表明

 それでは2021年度の文春野球12球団の監督発表、ならびにチームスローガンと監督の所信表明にうつらせていただきます。昨年度日本一となりました「文春野球 北海道日本ハムファイターズ」えのきどいちろう監督からです。(◎は新監督)

【パシフィック・リーグ】

◆北海道日本ハムファイターズ
監督 えのきどいちろう(コラムニスト・5年連続/5期目)

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▼スローガン
「勇気を讃えて空高く」

▼所信表明
「文春ファイターズは野球コラムの原点にこだわりたいと思います。読んだ人が野球を好きになって、野球を見たくなって、球場に行きたくなるのがいちばんですよ。そのためにベストチームを編成します」

◆福岡ソフトバンクホークス
監督 田尻耕太郎(ライター・4年連続/4期目)

▼スローガン
「一発ドカンと」

▼所信表明
「昨年パ・リーグ2位でクライマックスシリーズにも進出。しかし、総HIT数は12球団中10位(パ・リーグ5位)……。『ホークスは勝敗の妙で勝ち上がっただけ』『恥ずかしくないのか』。悔しいですが、何も言い返せませんでした。今年は、沢山の読者の方の共感を呼ぶようなコラムもぜひ提供したい。ドカンと大きなホームランをかっ飛ばします!」

◆オリックス・バファローズ
監督 田中大貴(アナウンサー・2年連続/1期目)

▼スローガン
「オリックスファンにしかわからない喜びがある2021~四半世紀? ん? むしろ貴重やんかあ~」

▼所信表明
「96年の歓喜以来、優勝から遠ざかっているオリックス・バファローズ。あれから25年。いい時も悪い時も、いや悪い時の方、心配な時の方が多かったかも知れない。だからこそ共有できるオリックスファン同士の喜び。今のオリックスには僕らにしかわからない喜びがあるんです。ん? よく考えれば貴重じゃないですか? 特別な喜びを感じられる球団を応援しているなんて。今季もたっぷり味わいましょうよ、オリファンにしかわからない喜びを。2021年も逞しき猛牛軍団が、蒼き波に乗っていきます!」

◆千葉ロッテマリーンズ
監督 ◎近藤洋平(秋田書店 別冊少年チャンピオン編集部・初出場)

▼スローガン
「この1HITを、つかみ取る。」

▼所信表明
「錚々たる面子の中、監督には格というものがあるだろう状態で大変恐縮ですが、前評判の低い年ほど世界のロッテは強いはずなので、執筆陣の文才に頼りまくり、ファンの夢・シーズン勝率1位を目指す所存でございます」

◆東北楽天ゴールデンイーグルス
監督 ハガユウスケ(編集者・2年連続/2期目)

▼スローガン
「東北からあなたへ、この野球コラムを届けよう2021」

▼所信表明
「昨シーズンより監督を引き継ぎましたが、コロナ禍の6月開幕だったこともあり、フルシーズンを戦うのがボク自身はじめて。ペナントを戦い抜く体力と編集力をつけるため、『ホヤ』と『ずんだ餅』を口いっぱいに頬張りながらがんばります。マー君復帰、大物ルーキー早川入団などで、優勝確度が高まったチーム同様、文春イーグルスも『一魂 日本一の東北へ』!!」

◆埼玉西武ライオンズ
監督 中島大輔(ライター・3年連続/3期目)

▼スローガン
「REMAKE IT」

▼所信表明
「2019年の優勝から昨年は最下位転落し、今年は新たに成功をつかみとるべくチームを一新。監督の中島が『この人の原稿を読んでみたい』と思うメンバーとともに、2年ぶりの優勝を目指します。個人的には文春野球参戦3年目の今年こそ、ソフトバンクの田尻耕太郎監督と初対決したい!」

 続いてセ・リーグ各チームの発表になります。

【セントラル・リーグ】

◆東京ヤクルトスワローズ
監督 遠藤修哉(週刊SPA!編集部・2年連続/2期目)

▼スローガン
「新加、神化、鎮火」

▼所信表明
「昨季届かなかった『日本シリーズ進出』と『日本一』を獲りにいきます。“新加”入の戦力をにらみつつ、昨季、セ・リーグ優勝に貢献していただいた選手には“神化”した原稿を期待。炎上上等! 万が一の場合には早期の“鎮火”をお約束いたします」

◆横浜DeNAベイスターズ
監督 西澤千央(ライター・5年連続/4期目)

▼スローガン
「YOKOHAMAエクスペンダブルズ2」

▼所信表明
「命知らずの傭兵軍団エクスペンダブルズ。そんなYOKOHAMAデスペラードたちが『横浜優勝』『番長最強』の使命を受けここに集結。早撃ちの名手から剣術の達人、はたまたただの主婦まで属性バラバラ、おしゃべり七色、〆切迅速落書き無用。なんで2かというとエクスペンダブルズは2が一番おもしろいからだよ!!」

◆広島東洋カープ
監督 ガル憎(パチスロライター・3年連続/2期目)

▼スローガン
「続・廣島魂」

▼所信表明
「初監督として無我夢中で駆け抜けた2020年。正直、大変だった。監督がこんなに大変なものだとは思わなかった。ありがたいことに今年も監督としてチームを任せてもらうことになったので、同じく2年目のシーズンになる佐々岡監督と共に、秋には勝利の美酒に酔いしれたい。いや、酔いしれる!」

◆中日ドラゴンズ
監督 大山くまお(ライター・4年連続/4期目)

▼スローガン
「週刊ドラゴンズマガジン文春支局」

▼所信表明
「ドラゴンズを伝えるプロであるアナウンサー、選手に密着取材するスポーツ紙記者、神出鬼没のフリーライター、テレビや舞台で活躍するエンターテイナーと、今年も多様な視点を持つ語り手が結集しました。ほかにもアーティスト、アイドル、タレント、元選手など、誰が飛び出すかわかりません。多くのドラゴンズファンに愛されるメディアを目指します。秋には一緒に優勝の美酒を味わいましょう」

◆阪神タイガース
◎三島邦弘監督(ミシマ社代表/編集者・初出場)

▼スローガン
「競争せずに、おもしろく」

▼所信表明
「阪神ファンとなって40余年。脳内では何度優勝したことか。今回、監督となったからには、長年温めてきたタイガース強化案はもちろん、秘策・秘法を惜しみなく披露します! と書いたハナから、自らを諌める編集者としての自分がいます。『君の仕事は、私的阪神像の提示ではない。おもしろい読みものを集めてくることだよ』。そんな主客相乱れる視点の両方を満たすのが、本スローガンです。近々、コラムに詳しく書く予定です」

◆読売巨人軍
監督 ◎菊地選手(選手兼ライター・初出場)

▼スローガン
「劇空間プロ野球2021」

▼所信表明
「巨人の新監督に就任した菊地選手と申します。まずはお詫びから始めさせていただきます。巨人ファンの文春野球コラム愛読者のみなさまにしてみれば、『元・巨人ファン』を自任する私が巨人監督を務めることに抵抗を覚えるだろうと思います。私が監督になってしまい、申し訳ございませんでした。とはいえ、『元ファン』は『アンチ』ではありません。私は今も、元カノのFacebookを覗き見する感覚で巨人の試合を逐一チェックしています。巨人ファンというだけで他チームのファンから迫害され、生きづらさを感じる人に『明日も野球を見るか』と思ってもらえる文章を書くのが私の目標です。巨人愛を貫けなかった私なりの罪滅ぼしをお見せできればと思います。あと、選手なのか監督なのかわかりにくいペンネームで本当に申し訳ありません!」