2023年9月14日、18年ぶりのセ・リーグ制覇を果たした阪神タイガース。ファンの一部や野次馬は、恒例行事を楽しむように道頓堀・戎橋周辺へと集った。
厳戒な警備の甲斐あってか、事故につながるような大きなトラブルはなかった。しかし、自治体から発表されていた「節度ある行動のお願い」が守られていたかには疑問も残る。あの瞬間、狂乱を形成する一部となっていた人々はどんな思いでいたのか。
ここでは道頓堀に集った熱烈な阪神タイガースファンの喜びの声を紹介していく。
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もう今日は勝つもんやと思って、ラジオで中継を聞きながらこの辺りまで来て、駐車場でいまの格好に着替えました。本当に勝って優勝を決められてよかったです。まあぼくが来た時点で勝つのは決まってたんですけどね(笑)。
2003年のときも2005年の時も、道頓堀には来てるんですけど、今日は皆さん大人しいですね。優勝から遠ざかった18年で騒ぎ方を忘れたんかな?
でも、騒いでる人たちって、ほんまの阪神ファンというよりも騒ぎたいだけの人らが多い気がします。だから、今日は阪神ファンが多いぶん大人しいんかなあとも思いますね。
阪神ファン歴は三十数年くらい。普段はTVで応援して、現地に行くのは年に1回くらいです。物心ついた時からずっと阪神が好きで、一番最初に好きになったのは新庄剛志でした。いまはなかなか結果を残せていませんが、新庄さんは「エンターテイナー」なんで、成績っていうよりも、野球界を盛り上げてくれれば、それでいいのかな、と。
明日は普通に出社なんですけど、今日は帰る前にゴミ拾いをしてから帰ります。なんでしょう、この辺りのゴミを拾うまでが優勝やと思ってるんですよね。