国民民主党は12月4日、不倫問題が報じられた玉木雄一郎代表を役職停止3カ月とする処分を決めた。玉木氏は代表辞任を否定し、来年3月3日までの役職停止期間は、古川元久代表代行が職務を担うとした。玉木氏と相手女性の関係に迫った、当時の「週刊文春 電子版」の記事を全文公開する。
(初出:「週刊文春 電子版」2024年11月15日配信。年齢、肩書は当時のまま。)
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「妻子ある身で他の女性に惹かれたことは、ひとえに私の心の弱さだと思う」
11月11日、涙を滲ませながら自身の“不徳”を釈明した国民民主党の玉木雄一郎代表(55)。写真週刊誌「FLASH」電子版で報じられた元グラビアアイドルの小泉みゆき(39)との不倫が物議を醸している。
党内から批判の声が続出
「記事では、今年7月に玉木氏と小泉が香川県高松市内のホテルで一夜をともにしたことを詳報。衆院選投開票直後の10月30日には、新宿のワインバーで密会していたところを撮影されています。玉木氏は同日中に会見を開き『概ね事実』と認めて火消しを図りましたが、玉木氏に近い議員を含め党内から想像以上に批判の声があがっている。結果、党内の倫理委員会を開催して調査を行うことが決まりました」(政治部デスク)
与党過半数割れの中でキャスティングボートを握った野党代表の醜聞で、国会運営にも思わぬ影響が。
「目下、国民民主党が掲げる『年収103万円の壁』見直しについて協議中の自民党ですが、党内には反発が根強い。その中で今回のスキャンダルを受け、『玉木の言う178万円への引き上げは無理だ』と声を上げる党幹部もいます。衆院選での与党過半数割れにより、来年度予算案を成立させるまで国民民主と協力していきたい石破茂首相にとっても、思わぬブレーキとなりかねない」(同前)
石破首相は周囲にこう漏らしていたという。
「玉木さんには3月までは頑張ってもらいたいのだが……」