3月19日(現地時間)にホワイトハウスで行われた、高市早苗首相とドナルド・トランプ大統領の日米首脳会談。当日、ホワイトハウスが公表した「ファクトシート」では台湾海峡の安定などについて言及されているが、日本の外務省の文書には無いことについて、訪米に同行していた尾﨑正直(まさなお)官房副長官が「週刊文春」の取材に語った。

高市首相とトランプ大統領 ©時事通信社

 米国のファクトシートには、地域安全保障の強化についてこう記されている。

「両首脳は台湾海峡の平和と安定が、地域の安全保障と世界の繁栄に不可欠な要素であることを確認した」

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ホワイトハウスのファクトシートには台湾の文言が

「首相は対中関係に悩んでおり、刺激したくない」

 だが、日本の外務省が発表した文書には“台湾”の「た」の字も記載されていない。

 これまで台湾に関する文言は、2024年の岸田文雄元首相や、2021年の菅義偉元首相が行った会談後に出された「日米首脳共同声明」には記載されていた。にもかかわらず、今回に限って台湾への言及が日本側文書から消されているのだ。

 外務省関係者が明かす。

「『台湾海峡の安定』について言及するということは、裏を返せばいまは危機的状況にあるということ。首相は対中関係に悩んでおり、出来るだけ刺激したくない。そこで、外務省文書の中から『台湾』に関する文言を最終的に消したのです」

訪米に同行した尾﨑官房副長官を直撃すると…

 尾﨑氏を電話で直撃した。

――米国の文書には「台湾」という言葉があるが、日本の文書にはないのはなぜか。

「日本側はそれ(発表文)の段階では外交の詳細については(つまび)らかにしないというのがありまして。米国側は米国側の判断で、ファクトシートの中にそういうものを入れたんだと思います」

取材に答えた尾﨑官房副長官 ©時事通信社

 そこで記者が「文書で踏み込まないよう高市首相から指示があったか」と聞くと、尾﨑氏は……。

 さらに、成功裏に終わったかのように見える会談の裏では、ほかにも手放しで喜べない事態が起きていた――。3月25日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および26日(木)発売の「週刊文春」では、高市首相が会談に遅刻していたこと、夕食会で流れていた大人気アイドルグループの曲名、「真珠湾攻撃」発言を誘発したテレ朝記者の素顔、高市首相を悩ますW不倫大臣などについて詳しく報じている。

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