【前回までのあらすじ】大宝テレビのディレクター・加藤大地が大御所芸人のウォッチャー目黒にレイプされた。同局のニュースキャスター・鷲尾粧子(50)は、加藤のために動きたいと恋人の芸人・桜井憲二に打ち明ける。他方、加藤の親友の「週刊文春」記者・速水理央(34)は、この件を記事にすべく、地下駐車場の車の中で対峙する加藤と目黒の会話を「盗聴」した。
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揺り起こされる瞬間まで悪夢の底にいた。
「りお……理央!」
肩を揺さぶられ、目があくと同時に、ぜえぇ、と息を吸い込む。深海から急浮上したかのように胸が苦しい。数秒の間、どこにいるのか、自分が誰なのかわからなかった。
「大丈夫? すっごい、うなされてたよ」
薄暗がりで間近に見おろしてくる綾香の顔を見るなり、理央は思わず、子どものように声をあげて泣きだしていた。
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source : 週刊文春 2026年3月26日号






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