「このままじゃ終わるぞ」落合の含意を探る荒木は、ショートに立つことを選んだ。
(すずきただひら 1977年千葉県生まれ。日刊スポーツ新聞社に入社後、中日、阪神を中心にプロ野球担当記者を16年経験。2019年よりフリー。著書に『清原和博への告白 甲子園13本塁打の真実』、取材・構成担当書に『清原和博 告白』、『薬物依存症』がある。)

《ここに来るのも、これが最後かもしれない……》
見慣れた小田急線の駅に降り立った瞬間、思いがよぎった。
2011年9月20日、横浜スタジアムでナイターの取材を終えた私は、電車を乗り継いで東京・世田谷の落合邸に向かっていた。
自分の仕事にケリをつけるためだった。
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source : 週刊文春 2021年2月11日号