人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた。
“おじさん”には大別して3種存在する。
一つは「僕のおじさん」と呼ぶ親戚筋の場合。
二つ目は「私、おじさんがタイプだから♥︎」と、何らかの裏心があって発せられる場合のおじさん。
そして、三つ目はおじさんの奇妙な言動から冠に〇〇を配す場合である。
一般的にその類いは“ヘンなおじさん”と一括りにされることが多いが、中には〇〇ごと後世に残す例もある。
有名なところでは、僕が上京した頃、既にマスコミで騒がれ、その知名度は全国レベルにまで達していた“なんちゃっておじさん”。
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source : 週刊文春 2021年10月14日号